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【キラーコイルの秘密】
【W.B.イェイツ『ヴィジョン(幻想録)』(月28相占い)1962改訂版訳】
作業台付近の下にある
山積み本200冊を整理していると
W.B.イェイツ『ヴィジョン』
(月28相占い)1962改訂版訳
これを発掘。
調べると絶版で市場から姿を消している。
また、1925本訳も市場入手難。
(と思っていると
幻想録 (ちくま学芸文庫 イ 22-1) 文庫 – 2001/10/1
として邦訳があった。 )
後期のイェイツには
マグレガー・メイザー手引きによる
魔術知識が相当に入っており、
また
イェイツの妻が霊媒であることから
自動書記により、書かれたとされるのが
上記の『ヴィジョン』である。
内容的には、
月28相からする月占い体系
とみてよい。
図形的には、
▲と▽を
対抗的に
重ねた図形の中に
ダイヤモンド◆◇構造をみようと
するのが特徴である。
▲と▽を
対抗的に
重ねた図形の時間スパンは
合計2000年にしている。
そして、
この▲▽にさらに
●〇を照応させて
サイクルを作り、
一回転を28分割していく。
面白いのは
対抗関係性と補数的関係性とを
かけ合わせている点。
もっとも、
いずれも象徴体系なので、
厳密さは要求されない。
上記月28相占いにより
歴史を裁断し、歴史的人物を裁断していく。
これまでの西洋占星術にかけていた
月相を持ち出して歴史占いをするのは
いかなる魂胆なのか?
マグレガー・メイザーズの
魔術的誘導なのか、それとも、
霊媒師の妻の影響なのか?
それにしても、
イェイツがノーベル文学賞を
受賞した功績とは何なのか。
月28相占いも含まれるのか?
人は月の相の影響を受けることがある
とするのは月占いといってもよい。
ただし、部外者は、
その月占いをイェイツの素質性と
みておけばよいだけだが。
以下、wiki.
52歳のイェイツは友人の遠戚にあたる25歳の娘ジョージー・ハイド・リーズ(Georgie Hyde-Lees, 1892年 – 1968年)と結婚した。彼女はイェイツの創作活動を深く理解して詩人の生活を安定させたが、同時に霊媒のように脳裏に浮かぶ言葉をつぎつぎに口にする能力を示したため、イェイツはこれを「自動筆記」と呼んで自らの創作活動に取り入れることになった。イェイツは妻を霊媒とする問答をもとに膨大な草稿をつくり、それまでの神秘思想への傾倒の集大成となる『ヴィジョン』(A Vision)として発表している(1937年)。
補足。
幻想録 (ちくま学芸文庫 イ 22-1) 文庫 – 2001/10/1
これについてのamazonレビュー。
上位レビュー、対象国: 日本
まる・ち
5つ星のうち2.0 個人的には冗長で退屈で、伝わってこない
2010年2月1日に日本でレビュー済み
期待が大きかったので、非常にがっかりした。神秘主義の行き過ぎで、幻想と言うよりは妄想に近い内容に思える。順番に読んでいても内容についていけず、途中から拾い読みになってしまった。
神秘的経験や古典を含む各種文献、本人の思想などから導き出された一種の死生観は人間の心は四つの機能に分解して、その要素のバランスの違いによって、28種類に分類されるというものだ。各相は月齢と同じ28分割された車輪の周上に配置され、心がその車輪上を月の満ち欠けのように周遊するという理論だ。28相の特徴はそれぞれ詳細に解説され、その相に該当する歴史的人物が誰であるかなども記載されている。さらには歴史の流れもこの相変位の大きな流れに基づいていることを、歴史的事実と共に延々と解説してくれている。
発想は面白いし、一種の性格診断だと思えば、個別には興味深い記述もある。しかしあまりにも冗長すぎる。例えば「自分がどの相に該当するのか、そして相を転換するにはどうあるべきか」と言うような切り口があれば神秘主義の一大教典として注目されたとは思うのだが、今の状態では手に取ったことの後悔が先に立ってしまう。占いや性格診断に興味があっても、すべてのパターンを端から読むことには興味を持てないでしょう?。
逆に本書を訳出した苦労は非常に賞賛に値する。あとがきには、その苦労が率直に綴られている。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
レポート
桜
5つ星のうち3.0 「芸術」は道標ではある。だが究極ではないという事をイエイツは感知していた
2008年2月16日に日本でレビュー済み
本書で注意深く読まれるべき個所は、イエイツ自身の思想内容(つまり本書本文)よりもむしろ訳者による解説部分に凝集している。イエイツは鈴木大拙氏の著書に感化・魅了されるのだが、博士のいう捉えねばならぬ「事実」見ぬかなければならぬ「自性」「生死の根本」を「半ば感知」すると、急激に芸術の世界へ逃げ込むのだ。当然であろう。博士のいうのは「創造という概念」より以前にして、それの彼方にあるものだからだ。
それを感知した者は(特に、現象をロゴスとシンタックスで表現する通性の西洋人は)怖気をふるう。まったく、サルトルの「嘔吐」の主人公のように生理的・根源的恐怖にみまわれるのだ。
是のイエイツの心境を真に理解できる読者は、彼の構築した「生命・宇宙論」執着した「心霊現象」が
彼の芸術と同じく単なる「事実・現象」にして、「究極の真実」ではないのだ、と覚知できるだろう。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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https://plaza.rakuten.co.jp/juksmile/diary/202108140009/
【再掲載559】
【W.B.イェイツ
のヴィジョンまたは幻想録】
『螺旋の神秘』などにも、
イェイツのヴィジョンについての
注釈が掲載されています。
以下、再掲載。
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https://plaza.rakuten.co.jp/juksmile/diary/201206110001/
W.B.イェイツのヴィジョンまたは幻想録
アイルランドの詩人による
月の28相についての
チャネリング記録とのこと。
月をエーテル性の代表とみなすのは、
占星術研究家松村潔氏などですが、
長い間、月に対する偏見がこちらにあり、
その偏見を取りはずすきっかけになったのが、
新月浄化としてのセレナイト=不要想念の削ぎ落とし、
というこちらの見立てでした。
つまり、こちらが、
月の何に着目したのかというと、
満月ではなく、新月なのだということ。
逆にいうと、
エーテル性としての月、
という見方から、
月波動の取り込みをした、
ということです、ね。
(※あくまでも男性標準適合です。
女性標準は左右が逆になります。)
太陽波動は左手でキャッチし、・・・肉体性
月波動は右手でキャッチする。・・・エーテル性
シュタイナーあたりも、
右手の往復波動を
エーテル性と見立ています。
左手の往復波動は、
肉体性として。
さて、訳には、
1978年に二種あり、
どちらがよろしいかと不明なので、
二種発注しておきました。
ヴィジョン、または、幻想録、として
二つのタイトル本が出ています。
通常、よく引用されるのは、
『神秘の薔薇』のようですが、
こちらには、詩的素養がないので、
そもそも、詩集は、読まない。
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