Out on a limb by Shirley Maclaine 1983

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【Out on a limb by Shirley Maclaine 1983】


1983年のシャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』。
いろんな意味で、これを翻訳されたご本人、
そして、これを読まれた周囲の人たちは、
その後、精神世界へと、旅立つことになる。
全世界で200万部売れたらしい。
日本でも一世を風靡するには、
800万部は、売れる必要がある。
ということは、その影響は、確信的な範囲での影響ではないかと
推理される。
例の山口俊治先生の『英文法講義の実況中継』でも、
当時で、200万部セラーということは、
受験業界では、知らない者は、ほとんどいないということになる。
このマクレーンの本の翻訳者は、
元大蔵省の役人の山川紘矢夫妻である。
つまり、役人時代の翻訳となる。
音楽評論家の湯川れい子氏などは、
このマクレーンの本に遭遇することにより、
その後の怒涛の進撃、怒涛の遭遇が開始される・・・・・。
そして、幸福三部作の三部作目は、
上昇と下降の下降局面を描いたものになった。
精神世界での舞い上がりと、
現実世界での厳しい現実との遭遇、・・・・・。
しかし、確実に、湯川氏の人生は変わってしまった。
当時の1983年に、わたしは何をしていたのだろうか。
わたしは、1992年に、やっていた下請け家業を辞めてしまった。
それよりも、はるかに、9年前である。
バルブが始まる前である。
社長になった頃である、・・・・。
その当時は、精神世界の「せ」の字も、想像できない時代である。
物質世界万能に近い時代だったのかもしれない。
いまから25年も前である。
ネットなどない頃である。
その頃に、
霊魂不滅、
輪廻転生、
などを探索し始めていた人が、
アメリカにいたとか、・・・・。
ある意味で、ヒッピー時代が終焉したあとの空白を埋めるための
あたらしい西洋世界の人たちの東洋への憧れ、
そして、東洋思想の西洋人による受け止めが、
精神世界のことの発端だったのかもしれないし、
あるいは、
世界のパラダイムチェンジを図ろうとしていた人の
ある意味でのプロパガンダが
精神世界の始まりだったのかもしれない。
そして、湯川れい子氏は、離婚され、・・・
シャーリー・マクレーンは、・・・どうなったのか、・・・・
詳しい事情は不知である。
精神的探索をするというのは、
ある意味で、麻薬的な作用をするのかもしれない。
わたしの昨年の探索は、二月に、
フランシス・フクヤマ氏の『歴史の終わり』から始まった。
これは、歴史意識上の対決意識が濃厚であった。
また、佐藤優氏の国家像との対決でもあった。
ああいう諜報活動的な国家像がどうして成立するのか、
知らない世界への探索でもあった。
しかし、いまでは、大川周明氏の解説本しか、
佐藤氏のものは手元にない。あらかた処分してしまった。
それにしても、
不思議だったのは、
プロテスタント神学を保持する親左翼的な人物は、
役人世界くらいでしか通用しないのか、と。
また、
精神世界は、
そうすると、
『見えざる世界政府論』者たちの
右的なイデオロギー作用の演出でもあるとも
見ることが可能である。
どうみても、
あの精神世界というのは、
左翼的なものではありえない。
むしろ、右翼的に作用するイデオロギー的基盤がありそうである。
というのは、
霊魂不滅、
輪廻転生、
というのは、
どうみても、宗教的なテーマなので、ね。
ダ=ヴィーン!!
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