恩師・寺尾誠先生(西洋経済史専攻)についての関連記事

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【再掲載】【KillerCoilの秘密】 【恩師・寺尾誠先生 (西洋経済史専攻)についての関連記事】

理論経済学から経済史へ専攻変更したとき
指導教授を依頼したのが寺尾誠先生であった。
院4年のうち、最後の2年間に、
同期の岩井隆夫君とともに先生に
お世話になった。
ときに、同期2人だけの貸切状態の演習があった。
概ね、恩師の著作については
同期の岩井隆夫君が送ってくれた。
こちら独自に入手したのは
『社会科学概論』と
改訂版『価値の社会経済史』の2冊である。
201７のとき、『歴史哲学への誘い』の
寄贈を岩井君から受けた。お礼申し上げます。
こちらの書評めいたものは、
『歴史哲学への誘い』が主になっている。
『価値の社会経済史』の概要については
当時の演習講義中でも紹介されたことがある。
夏休みの間に、ライト・ミルズの『社会学的想像力』と
文学部哲学科の三浦和男との対話がヒントになって
書き下ろされたのだ、とか。
ちなみに、
寺尾誠先生は高村象平門下で、
栗本慎一郎あたりと同門になる。
こちらは思想的ミーハーであり、
経済人類学の栗本慎一郎などと体質は近いところ、
学部から院2年まで高校同期の東大文学部の哲学科生と
常に交流と行き来があったので、
慶應の体質にあまり染まっていないともいえる。
いつも哲学科生から注意されていたのは、
狭いところに閉じこもらないのがよい、
という指摘であった。
たとえば、
ニーチェの『生にとっての歴史の利害』などは
原典購読第一主義であり、解説書から入るな、
という注意で、事実、岩波ビルの地下の喫茶室で
原典購読の手ほどきを受けたことがある。
薄いドイツ語のレクラム文庫を2人で解読。
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