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【KillerCoilの秘密】 【左翼文脈未清算 の辺境系はぐれ者の民俗学越境参入】
いまだに68-69年代の
記憶が消えずに抱え込んでいる人たちがいる。
①飯田橋へ向かう電車の中に角材を持ち込んだとか
②東大安田講堂に立てこもったとか
③三里塚専従となるも組織破門されたとか
何が懐かしいのか、
よくわからないところ、
なかには、
60年安保当時とそれ以前の記憶を
消せないで悶々と抱えていた大学人もいた。
とくに、
東大入試中止後に、
大学に入学してきた者には、
何か遅れてきた悔しさがあるらしく、
この連中が郷愁感を漂わせるから不思議となる。
こちらは、
東大安田講堂に機動隊が入る情報を
入手した時点で、安田講堂から撤退した。
この時点で、左翼文脈の清算開始となった。
その後、清算に要6年かかるとは予想していないけど。
さらに、社会人になってからも、
ヘーゲル文脈の清算に数年を要した。
さて、
69年から25年経過して、
当時の日記をまとめて公開した者がいる。
そのタイムラグの意味は不明だけど。
その人物は、フォイエルバッハの民俗学経由で、
どうやら、フレイザーの民俗学に入りこんだらしく、
いまや、金枝篇完訳に向けて監修者を務めている。
だが、全13巻の完訳を普通の市民・国民が
読むとは思われない。せいぜい、学者向け限定だろう。
まぁ、人文系分野でできることといえば、
概念的定式化と概念裁断の2つであり、
解釈学上の神学問答ができるようになれば、
それで十分となる。
せいぜい、予備校講師の富増章成の
啓蒙的入門書程度のレベルのものであれば、
ビジネス系向けの許容範囲だと思っている。
この程度の啓蒙書における概念操作ができない
ようでは、たいしたこともできない、と。
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