呉智英『吉本隆明という「共同幻想」』(批判本)

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【KillerCoilの秘密】 【呉智英『吉本隆明という「共同幻想」』(批判本)】

軽い読み物ということで、
3日入院後、退院してから、
(7/25にチェーンソーにより
左足拇下の腱を切創したため
縫合手術を受け3日間入院)
手にしたのは、
呉智英による『吉本隆明という「共同幻想」』だった。
すでに、1980年代以降、
左翼的カリスマ性は低下しており、
こちらも、3度対決した挙句、
見切り終了させた人物だったが、
ダメ出し確認はそれでも継続させている。
フランス文学の鹿島茂あたりは、
熱狂的な吉本ファンらしいところ、
こちらは、吉本によるオウム賞賛以前から、
見切り終了であった。
ただ、『心的現象論本論』だけは、
中途検討なので、見納めをしていない。
上記書に関連する入門、序論などは
さほど、検討するにみるものはないと判断。
イズム・反イズムのいずれの陣営においても、
それなりの神学を用意しており、
その思想詐欺的構造を
こちらは見抜けばよい、としている。
宗教詐欺師と同じく思想詐欺師の一人が吉本隆明である
ということ。
まぁ、足腰が不自由になってからの吉本の仕事と
いっても、対談がほとんどであり、その時点で
終わっているといってよい。
小評論家の呉智英から見透かされるように
大衆神学思想家の思想詐欺的構造の輪郭素描は
されるべくしてされた、という感じ。
もっとも、そこまでこちらは吉本にこだわってないので、
吉本追悼記念の一つとして、呉の吉本論を入れてるだけ。