底意地の悪い「三木成夫の生命形態論」(再掲載1181)

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【キラーコイルの秘密】 【底意地の悪い 「三木成夫の生命形態論」(再掲載1181)】


三木の『胎児の世界』を拝見すると、
後半は完全にヘッケル思想下にある
オカルト的センス丸出しになっている。
人物論については、
功罪半ば、とみているので、
提灯記事のようなものは
原則書かない。
まぁ、平等思想なんて
ちゃんちゃらおかしいんだけど、
杉田水脈あたりはひねりが足りないので
アンチむき出しの牙をみせてしまう。
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https://plaza.rakuten.co.jp/juksmile/diary/202110130001/
【解剖学者・三木成夫の生命形態論について】
ゲーテの形態論の影響を受けているのは明白。
その点、
シュタイナーの生命の見方と、
三木のそれとが半分被る感じで、
ヘッケルの系統発生論については保留するも、
左右の現象学、らせん論、波論などは、
こちらからみると、まだ現象論的段階であり、
三木は、深入りしていないとみている。
三木の感覚の半分はオカルト的であり、
ああいう頭の動かし方については、十分に了解できる。
素材は当然、植物・動物・人であり、
鉱石については縄張り外となる。
吉本隆明などが狂喜乱舞した理由は、
三木の両極の確率振幅的な観察視点であり、
先鋭左派カルトの吉本にとって、取り込み対象が
一段と拡大したこと。これを喜んだ、と。
そして、吉本は言語論へ三木的方法論を取り込んだ、と。
こちらからみても、国立大の学者がよくぞここまで、
半オカルト感覚に染まったなとみている。
ちなみに、
ヘッケルの個体発生は系統発生を繰り返す仮説について、
シュタイナーは、
人は魚になることを拒否し、サルになることを拒否することを
通じて、人の固有性を獲得するが故に、系統発生はしていない、とする。
ヘッケルあたりは、
人の植物性、魚性、動物性の要素を抱えこむことを強調するも、
やはり、そういう要素を拒否することを強調する
シュタイナーの発想のほうがすなおであると
こちらは解している。
その点、解剖学者の三木は、
ヘッケルの系統発生論を直接取り込んでいるので、
それは、違うと解して、その取り込みをこちらは拒否する。
あと、生物学思想上の最大の争点は、
優性思想をどう処理するかであり、
このあたりについて、
DNAを発見した一人は、
優性思想のほうに傾いている。
平等思想は社会学的法思想概念なので、
残念ながら生物的根拠は全くないといってよい。

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