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【キラーコイルの秘密】
【思想的には吉本隆明の影響は同調はしないけど無意識的にある】
お前さんは
吉本隆明の匂いがプンプンする、
という指摘は、
山形大学助教授の同級生が
しているも、
そもそも、
吉本隆明の存在を教示したのは
その同級生だった。
最後は北大の哲学科の教授に
その同級生はなったが。
彼は60歳のときに前立腺がんにて
北大病院にて逝去した。
吉本隆明については、
4回くらい思想対決した結果、
対極として
遠ざけることになった。
ファナティックな信仰的全体主義者
という鶴見俊輔による吉本評は
簡にして要である。
容易に信仰体質になりやすく、
自分の異常性に対して
自覚的であるのが吉本の特徴。
その象徴が
『心的現象論本論』と『序論』の二冊。
戦前ファナティックなまでの皇国少年、
戦後すべてのものを擬制として断罪する左派アナキスト。
両極の確率振幅をいとも曲芸的に遍歴した。
多分、彼の論戦的スタイルを
こちらは無意識的に身に着けている。
ただ、
M.Weberの比較宗教社会学の洗礼を
受けているので、信仰体質者にならない。
だから、社会科学は信仰であるという
指導教授の告白に対してこちらは批判的である。
マルクス批判の方法について
指導教授の学恩はあるにしても、
やはり、時代感覚のズレは
いかんともしがたい。
こちらは歴史的不可知論者なので、
信仰体質者にはならない。
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