宇田亮一『吉本隆明 「言語にとって美とはなにか」の読み方』

【宇田亮一『吉本隆明 「言語にとって美とはなにか」の読み方』】


「あっは」と「ぷふぃ」、
(正確ではないけど)
だったけぇ・・・・、
埴谷雄高の『死霊』に登場する人物の台詞で、
印象深かったのは。
吉本言語論の基本は、
指示表出と自己表出の二つで、
後者が、感動語にちかいもので、
「アッハ」に相当するものを
救い出したかったという趣旨の講演を拝見して、
そういうことのために、
延々と大量の引用と援用により、
言語論を展開したとしても、
問題意識の共有がなければ使えない仕上がりになっているので、
ああいう本があったな、という程度で終わってしまいます。
それにしても、
臨床心理士の宇田亮一氏が、
心的現象論、共同幻想論に続いて、
解説を書くと、
最後には、言語にとって美とは何かの解説に至るのは
普通なのでしょうけど、
吉本の本の中に、
エンゲルスの言説引用がかなりあったとの印象が
こちらには残っているので、
(文庫本では1のp.35あたり)
そういう引用は余計じゃないかとして、
深入りをこちらはしなかった。
(つまり、引用は飛ばして読む、と)
一度目を通して、ハイ終わり、になっています。
ちなみに、宇田氏の解説書の目次は以下の通り。
第一部 “途方もない挫折”が「とてつもない時空間思想」を生み出した
 第一章 吉本思想は高村光太郎との内的対話から始まった……
 【1】 吉本隆明、敗戦時の涙 
 【2】 高村光太郎、敗戦時の涙 
 【3】 高村光太郎、明治末の涙 
 【4】 吉本隆明、涙が涸れる 
 第二章 吉本思想とは、いったいどんな思想なのか 
 【1】初源ということ(吉本本質論) 
 【2】フレミングの法則 
 【3】生命論 
 【4】系統的発生論 
 【5】ソシュール言語学と吉本言語学 
第二部 『言語にとって美とはなにか』は、いったいどういう本なのか 
 第三章 『言語にとって美とはなにか』をまるごと読み切ろう 
 【1】 言語の本質 
 【2】 言語の属性
 【3】 韻律・選択・転換・喩
 【4】 表現転移論
 【5】 構成論
 【6】 内容と形式
 【7】 立場
 あとがき

ま、「言語美」と同じように理解しがたいものに、
吉本の『初期歌謡論』があります。
一体、何を言いたいのか、・・・・??
不明だということ。
ダ=ヴィーン∀!!

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