【佐藤優『いま生きる階級論』】
上記本の中で、
池上彰の大学時代の指導教授が、
講座派系の井村喜代子(恐慌論専門)の夫である
北原勇(独占資本主義論専門)であるとはばらしていないけど、
(http://blog.goo.ne.jp/pineapplehank/e/73e8846cad7a2d6282fac9a4ab266588)
池上本人は、日本資本主義論争史をみて、
マルクスやるなら労農派と決めていたらしいところ、
受験年度に、東大入試が中止になったので、
マルクス経済学が強いところは東大以外に
どこがあるかと探すと、慶應義塾大学があったとして、
そこに入学したとかを紹介していました。
それにしても、北原ゼミから、
よくぞ、NHKに入社できたなと思います、ね。
大体、経済学部でしたら、
金融、保険関係への就職が、
マル経ゼミからは多いのですけど。
放送部系とか、新聞学会系とか、
マスコミ志望者であれば、
そういうクラブ所属を狙うところ、
クラブとは別に、
ゼミの所属先を、
独占資本主義を専攻しているマル経系ゼミなんぞには
しないですけど、ね。
さて、
ソ連解体後、
マル経、宇野シューレが総崩れしていき、
いまがチャンスとして、
マルクス再構成しようとしているのが、
佐藤優、池上彰、熊野純彦、的場昭弘、
あたりともいえるところ、
『蟹工船』復活ブームに便乗して
マルクス資本論ブームを演出しようにも、
啓蒙本が売れる程度でしょう、ね。
というのは、もはや、
受け止める側に素養が欠損していますので、
資本論で銭儲けというキャッチを演出した
青木雄二の三番煎じも出しにくいでしょう、ね。
余分な知識があると、
それに自縛呪縛されますので、
実は、
頭の中は空のほうが、
金儲けの行動を起こしやすい。
ちなみに、
上記書にて、
『クーデターの技術 』を紹介するのであれば、
労働者階級に所属している(自称)佐藤優は、
年収５０００万円まではいったぞ、という
自慢話が背景にある、ともいえるでしょうか。
つまり、「労働者階級の金儲け技術」の手の内開陳が、
佐藤優の勉強術の諸書と受け取れますので。
仕事場は4つ、本投資額６０００万円。
そこまでいくのに、
途中、年収５０００万円のときがあったと推定されます。
ま、いろんなことをバラシテくれますので、
佐藤優本は、その点で、相当に面白い。
ただ、それを金儲けに結びつけるのは、
読者の別の才能がいりますけど。
こちらは、
オバマ元大統領がいれこんだという
『グリーン革命』の方向に、
銭儲けのヒントが満載とみています。
ただし、法人設立、銀行借り入れの二点が
必須になります。
もっとも、
こちらは、
リッチよりも、ニッチ主義なので、
オカルト分野に活動の柱の一つを設定しています。
あと暴露話として、
対馬忠行は船から身投げ、
(これは他にも聴いたことがあります)
資本論の訳者の岡崎次郎は、
翻訳で三億円ないし五億円の富を得るも、
夫婦ともに行方不明になった、とか。
(この話ははじめて。
多分、夫婦ともに行方不明後に
死去しているでしょう、ね)
ダ=ヴィーン∀!!
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