再掲載139=【福沢諭吉の平等意識】

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【再掲載139=
【福沢諭吉の平等意識】】


以下、再掲載。
以下とは別に、
丸山真男はどうして共産党批判をしないのか、と
疑問を呈している記事がある。
たまに、過去記事をみると、
結構、底意地の悪い批評があることにきづく。
それは、なぜかというと、
こちらは信者的振る舞いをしないから、
というだけ。
まず、同調するとか、一体化するとか、
そういう感覚は相当に薄い。
これは、体制の秩序擁護派ではないため、
といってもよい。
https://plaza.rakuten.co.jp/juksmile/diary/200706270002/
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【福沢諭吉の平等意識】
『自伝』の前半に、
門閥制度は親の敵(かたき)でござる、
と断定される。
そして、門閥制度は、廃藩置県により、
解体されていく。
だが、自分の運命を形づくる環境としての門閥制度を、
拒否する感覚というか、
受け入れない感覚は何に基づくのか。
無神無仏。
しきりに、幼少のとき、大人たちが崇拝する対象に
悪さをしていく。果敢なチャレンジである。
漢書、漢籍にしても、左伝という歴史書が福沢諭吉の愛読書となる。
五倫五常に対しては、首を傾げている。
親子という自然的差別が社会的差別に拡大されるのは、おかしい、と。
そんな感覚かな。
となると、自由・人権派に接近していく。
ところで、王政復古、廃藩置県により、
世の中の価値体系ががらりと変わる。
そうしたとき、人は、不信に凝り固まるか、
解放感に浸るか、どっちかに振れて行く。
戦前と戦後の2つを経験した人は、
かかる体験から、福沢諭吉に自己を重ねていく。
つまり、感情移入がしていけるワケだ。
それが、丸山真男氏の『福沢惚れ』の経験的基礎である。
これは、理屈で処理できる問題ではない。素質で判断する問題である。
ダ=ヴィーン∀!!

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