伝説上のC.ウィルソン『暗黒まつり』1960

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【伝説上のC.ウィルソン『暗黒まつり』1960】


初期小説三部作のうちのデビュー作。
自伝にも書かれているように、
随分と手直しされて発表されたデビュー作。
デビューさせるまでに足かけ12年間の修行鍛錬があった。
以下、amazonレビュー。
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24歳でデヴューしたコリン・ウィルソンは、30台半ばまでに何冊かの小説を書いている。処女作とするつもりだったこの小説はじっさいには「アウトサイダー」より何年かあとに書き上げられたのだが、それだけ時間をかけた甲斐あって、なかなか読みごたえのある力作に仕上がっている。
この作品の特徴は描写の瑞々しさであるが、読者に与える効果としては主人公の感覚が(「通常人」よりも)生きていると、なまの言葉ではなくこの描写によって納得させてしまうのである。ウィルソンの良く使う言葉を用いれば「春の朝」の感覚、それが全編にしみわたる。
同様な感覚をある面さらに推し進めたのが「ガラスの檻」で、その作品では主人公はもはや若くはなく、自然への愛や神秘思想によって生命感覚をむしろ過剰に供給される。
ただ本作にみなぎる瑞々しい若さはやはり特異的なもので、流れる楽天的な調べは思わずモーツァルトを連想させるほどだ。この生命感覚でつかみとった「思想」を、この作家は生涯かけて主張していくことになる。(時に変な風に流れること事もあったが)
グルジェフ、バーナード・ショー、ホワイトヘッド。ブレイク、ウィリアムジェイムス、デュレンマット。たしかにこの作家は彼らについてしごくあっさりとしか解説はしないし、個々の作家に対する個人的な理解も(ショーは除くとして)どこまで深いのか察知は出来ない。だが彼らに通底する何かを的確につかみとり、己の著作群で彼らについて再三論じることで(自称)新実存主義をうちだしていったその気迫その直観には、しかるべき評価が与えられて良いと思う。
人間よりも観念が好きだとの名言を吐いた人。難解な思想家も、我々とおなじ人生の問題に悩んでそれらの思考を開始したのだと我々にはっきりと告げてくれた人。この人の学徳や大である。
ダ=ヴィーン∀!!

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