【セリグマン×ゲーテ=悪魔くん】

セリグマンの『魔法　その歴史と正体』と、
ゲーテの『ファウスト』をかけあわせて、
『悪魔くん』を発明したのは、
かの水木しげる先生だった。
しかも、
松下一郎悪魔くん、
山田真吾悪魔くん、
埋もれ木真吾悪魔くん、
と、
『悪魔くん』にも、三バージョンあるようで。
とことん売れない漫画を描いていて、
出版社と自分を救済するのに、
悪魔の力を借りてでも、
ビンボーから脱出したいと水木しげるは願った。
悪魔なんて・・・・と、
普通の方は、眉を顰めますが、
悪霊、悪魔と自分は無縁だと思い込む人ほど、
実は、その思い込みが、悪霊、悪魔とつながる基盤を
用意していることに思いが至らないなのでしょう、ね。
自分を善人だと思いこめば込むほど、
悪人を外に排出していくのです、ね。
自分に内在するのが善霊だと思いこむほど、
外に悪霊を排出していくのでしょう。
ドストエフスキーにも、
『悪霊』という小説があるところ、
まず、たいていの人は、タイトル負けして、
そういうものに近寄らない。
近寄るとすれば、犯罪系に関連のある方かもしれない。
ボルシェビキの悪魔的心情性というものは、
政治権力を巡るそれに翻案できるところ、
いまの日本の閣僚の中にも、
若きジャコバンを気取っていた連中が
いますよ、ね。誰とは言わないけど。
さて、何を言いたいのかといいますと、
セリグマンの『魔法　その歴史と正体』という本と
遭遇したとして、水木しげる先生のように
ゲーテの『ファウスト』と結合させる例もあるところ、
こちらは、セリグマンの本の中から、注目したのは、
中世のトマスの師であったアルベルトゥスでした。
もち、それは、宝石論という観点からの抽出でした。
また、ゲーテの『ファウスト』への接近は、
2008年の11月末頃からのナチスとオカルティズムとの
関連探索からきています。
その頃、
島田荘司の『三浦和義事件』レポを検討していると、
レポの主人公が、
グアムで逮捕され、アメリカの拘置所内で自殺した、と。
http://plaza.rakuten.co.jp/juksmile/diary/200901190001/
あれれっ、でした。刑事問題にアメリカでは時効なし、と。
『疑惑の銃弾』でマスコミに追いかけられた人物ですが、
どこからみても、不審死の典型例でしょう、ね。
まぁ、『ファウスト』を検討するというのは、
『悪霊』を検討するよりも、さらに、大きな覚悟を
要求される感じがしています。
迂闊に近づかないに限る、と。
もっとも、検討して、どうくぐるか、
その抜け方が問題になると思いますが。・・・・
セリグマン×アルベルトゥス=想念増幅コイル、
こちらの接近の結果は、上記の定式になります。

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