【生命エーテル性の奥は 「破壊のかまど」仮説】
動物世界の残虐性とは別に、
植物世界の生命エーテル性の奥に、
「破壊のかまど」があるという
独自仮説をシュタイナーは立てます。
つまり、
生命性の奥、根源には、
破壊衝動があるのではないか、と。
普通には、
生命性は、成長性と結びつきやすいところ、
成長性がピークを過ぎますと、
今度は、一転して、老衰性、老化性と結びつき、
生命性が反転して老化性、死滅性になることを
おそらく、シュタイナーは、「破壊のかまど」と
したのではないでしょうか・・・・。
仏教系で表現しますと、
諸行無常で、
変転したあげく無に帰す、と。
無に帰すことを
破壊のかまどとして
捕らえることも可能でしょう、ね。
誕生と死以外には、
人生上の価値はなし、
とするのは、
唯物論的な発想になります。
輪廻転生は架空の物語であるとして。
そんなものはない、と。
しかし、いずれ100年前後で、
あなたの身体細胞は老衰し、
活動停止して、死を迎えるに至る、と。
そして、墓に骨を残す、と。
そういう物語に耐え切れない人は、
魂の生まれ変わり、魂の永遠性の物語を作ることにより、
慰めを見出していきます。
しかし、いかにあの世とか、想定したとしても、
この物質界、現実界で、あなたは何をしたのか、
これが重要なのです、ね。
仮に、生まれ変わりがあるとしても、
この現世で、あなたは何をしたのか、と。
だから、現世において、
無力な人は、自らの活動を停止する他ないでしょう。
つまり、生きていても、無意味として。
生命性の奥には、破壊のかまどがある、
というよりも、
ずばり、生命性の奥には死性があると
定式化しておくのがわかりやすいでしょう・・・・。
ちなみに、
ギネス登録の長寿は115歳だそうで。
もっとも、最後まで、
歩くことができたのかは不明です。
ダ=ヴィーン∀!!
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