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【キラーコイルの秘密】
【異端の物理学者? ペンフィールドの量子脳の理論】【137】

ペンフィールト氏は、数学者にして物理学者である。
「意識」の問題をどう処理するかで、
異端の立場、つまり、物理学者にしては、
プラトン主義の立場に立つ。
ホーキング博士などは、冷徹な実証主義者ではないかと、
ペンフィールド氏と対照的とされる。
本格的な量子脳の理論は、
「皇帝の新しい心」として、
上梓されているが、物理学の知識がある者でさえ、
難解すぎて、よく、わからない。
で、ちくま学芸文庫より、
竹内薫、茂木健一郎の両名による
インタビュー、解説により構成されているものが
でている。
茂木健一郎氏は、ソニーと関係のある人で、
デカルト主義の対極である
パスカルを持ち上げようとしている人。
「クオリア入門」などがある。
竹内薫氏は、いわずと知れたサイエンスライターだ。
この人は、啓蒙的な立場に立つ。
まっー、こういう難しい論議を参照しても、
脳をいじくりまわすことはできない。
つまり、
頭を良くするヒントにならないし、
理論的背景にもならない。
しかし、異端の物理学者というのは、
それなりに面白い。
だが、そこで終わっているのは残念だ。