【30年前の砂川一郎『宝石は語る』】
いきなり大アルベルトゥスの
鉱物の本の紹介から始まる。
やはり、
同じ権威を借りるのであれば、
大学者のものに依拠しておくのが無難でしょう。
当然、聖書に登場してくる宝石の紹介もあります。
復刻版なので、
30年前の岩波新書といえども、
綺麗な本です。
その中で、
「見えないものへの好奇心」というものは、
古今問わない記述があります。
見えないからこそ、
好奇心がわくのか、
それとも、
見えないからこそ、
諦めるのか。
おそらく、
見えないものは
探索しない、
というのが圧倒多数でしょう。
見えないのだから、
求めても無駄である、と。
もっとも、
見えているからといっても、
それは、現象が見えているだけで、
その現象をどう解釈するのかは、
見えていない者がすることが多い。
見えている者は、
見えている現象に翻弄されるだけですから。
しかし、
見えなくとも、
何かを手がかりとして、
見えない現象に踏み込むことは可能です。
こちらがあらかた
渦巻、回転についての原理・仮説めいたものを
構築したのは、透視家と遭遇する前ですから。
透視家と遭遇してから発見したのは、
黄金エネルギー性質をもつものでした。
ただ、見えている透視家と遭遇しますと、
原理・仮説はより精緻になり、洗練されていきますけど。
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