2010-07

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【古琉球祝詞・歌謡『おもろさうし』】

古琉球祝詞・歌謡『おもろさうし』 沖縄学を開始した人たちは、 この『おもろさうし』の解読研究から スタートしたという。 細部は不明ながらも、 これにより、ほぼ、 琉球王朝の構造がみえてくるという。 柳田、折口両先生ともに、 沖縄・琉球をな...
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【柳田国男の愛読書=『金枝篇』】

【柳田国男の愛読書=『金枝篇』】 人の話をまとめただけの文化人類学の見本、 これが、フレイザーの『金枝篇』でした。 ご本人は、フィールド調査一切なしでした。 他人の話をまとめるだけ。 たしか、『遠野物語』も、 他人の話をまとめただけのもの...
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【土橋寛・万葉開眼】

【土橋寛・万葉開眼】 万葉の信仰生活に関するものは、 みな、凡庸である、と。 また、マジックに関するものも、つまらない、と。 いまさら、万葉なーんて、何、・・・ というのが、普通のところ、 詞に対する感覚の鋭い人は、 祝と呪の体系として受...
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【柳田国男VS折口信夫】

【柳田国男VS折口信夫】 役人VS学者。 この対立が、そのまま、 柳田国男VS折口信夫に、 拡張されます。 しかし、共通する土俵は、 記・紀を神話とみないで、 説話詞章とみている点です、ね。 最大の違いは、 緩めの概念装置派が柳田、 キツ...
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折口信夫、谷戸貞彦、白川静、土橋寛

折口信夫、谷戸貞彦、白川静、土橋寛 柳田国男と折口信夫は、 ともに、民俗研究の盟友、 というか、柳田国男は折口信夫よりも、 12歳年上で、師弟の火花が散る関係でした。 異質な才能が、相克・葛藤を通じて、 開花していく積極関係でした。 白川...
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【折口信夫の抜け方=卒業の仕方】

【折口信夫の抜け方=卒業の仕方】 折口信夫への入り方は、 古代研究三巻からです。 民俗祭祀、・・・祭祀祭式起源の方向 国文学発生論、・・・祝詞の方向 万葉の祝と呪の記号体系、・・・歌謡の方向 といったなかで、 あなたが、何に感応、反応、興...
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【万葉関連を探索していると】

【万葉関連を探索していると】 やはり、民俗学系をくぐると、 古代世界のことが、 かなり見えてきます。 結構、民俗系の人たちは、 実地調査していますから、 文献主義派の狭い視野がたちどころに 開眼していきます。 万葉をくぐることが、 記紀へ...
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【相曾誠治VS折口信夫】

【相曾誠治VS折口信夫】 一年振りくらいに 相曾誠治さんの二冊の書を読み返して、 やはり、よくわからないのは、 宮地水位の神仙神道の系譜です、ね。 この神仙神道系というのは、 やや、中国寄りじゃないのかと 感じています。 また、最近になっ...
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【図解古事記・日本書記(西東社)】

【図解古事記・日本書記(西東社)】 500円本ではなくて、720円本です。 俗にいうコンビニ本に該当するものです。 今回は、これまでになく、 図が豊富で、いろんな参考文献も挙げられています。 監修者は、国学院出身の多田元氏です。 白村江...
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万葉は記紀風土記古語拾遺への入門

万葉は記紀風土記古語拾遺への入門 往昔、梅原古代学の拡張として、 日本思想史の文献を集めたことがあるも、 漢文・古典の素養不足のため、 全部古本処分をしたことがあります。 せいぜい、石田梅岩の石門心学とか、 商売に使えるものは何かを探索し...
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【現象列挙の民俗探索記述?】

【現象列挙の民俗探索記述?】 民俗フィールドワークをした場合、 単に、 集めた現象の列挙開陳と、 古典からの引用で終わるのは、 論者が、現象に振りまわれされている結果 なのだろうと、解します。 それは、調べたいことの当初の目的が何であった...
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柳田國男の初期三部作と遺作

柳田國男の初期三部作と遺作 柳田の初期三部作は、 後狩詞記、 石神問答、 遠野物語、 だとされる。 最期の遺作は、 海上の道、 である。 途中、興味深いものは、 妹の力、 巫女考、 の二篇である。 折口信夫によると、 柳田は、神を探索した...
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【折口信夫の民俗学篇は面白い】

【折口信夫の民俗学篇は面白い】 『古代研究』の民俗学篇1,2だけでなく、 他の民族学篇1,2,日本民俗各論と、 併せて、計5冊拝読すると、 お宝ヒントが満載ですね、・・・・。 葉、記、紀の背景的な知識の補強にも役立ちます。 国文学篇への注...
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若者よ 折口信夫を読もう?

若者よ 折口信夫を読もう? 内田樹先生が、 『若者よ マルクスを読もう』という 書簡集を出されているので、 前々から、これに対抗するには、どうするかで、 『若者よ 折口信夫を読もう』ということに しておきます、ね。 マルクス学、あるいは、...
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【特殊の束×普遍の束=個別の束】

【特殊の束×普遍の束=個別の束】 人は、職業に習熟するにつれ、 その道のプロになっていきます。 つまり、特殊の束が一丁上がりになります。 ということは、 職業に無関係と判断したことは、 知らない、 ということで、無視していくのが、 特殊の...
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【祝詞研究の背景補強】

【祝詞研究の背景補強】 大体見えてきました、ね。 想念発信、想念発信の古代的形態を祝詞に 見たワケです。 そして、そこから、祝詞作文にまで至る、と。 祝詞というのは、古代においては、 宮廷祝詞ですから、 今風にアレンジするには、 民衆版め...
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【折口信夫とまじない】

【折口信夫とまじない】 いかに、祈祷力、祝詞力に「力」をもたせるか、 という観点から、調べると、 中世芸能発生というテーマのサイトで、 『日本語に探る古代信仰』の紹介記事に遭遇した。 言語発信の情調性の根拠をどこに置くか。 そういう問題で...
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【折口信夫の霊魂信仰の研究】

【折口信夫の霊魂信仰の研究】 折口の晩年、文部省に提出した研究テーマは、 万葉集の基礎的研究と、 日本における霊魂信仰の研究の 二つであった。 最後には、胃癌で66才で逝去した。 体質的には、憑依体質というか、 基本は、霊媒体質で、入我我...
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【西角井正慶『古代祭祀と文学』】

【西角井正慶『古代祭祀と文学』】 折口信夫の弟子であった西角井正慶の『神楽研究』は、 師匠から絶賛されているところ、絶版につき、 高額なので、狙いを『古代祭祀と文学』に定めました。 また、『年中行事辞典』もあるところ、 民俗学的関心が高ま...
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【祭祀古代装置の研究へ】

【祭祀古代装置の研究へ】 今年の後半は、 どうやら、 古代祭祀装置の研究比較になりそうです。 比較の相手は、 古代日本祭祀装置と、 バリ島祭祀装置との二つです、ね。 相曾誠治などは、 国津系を毛嫌いしているところ、 そうとはがりにはいかな...
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【宇宙創成ムスビの原理】

【宇宙創成ムスビの原理】 祭祀装置の構造は、 神迎え、 神あそび、 神送り、 などを通じて、 神に祈願することが基本と仮説できる。 しかし、祈願に際して、 供え物、神餞を提供、贈与し、 しかるのちに、返礼を受けるのが、 どうも、文化人類学...
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【万葉集の隠語解読・・・】

【万葉集の隠語解読・・・】 万葉1766 吾妹子は釧にあらなむ 左手の吾が奥の手に 纏きていなましを 巻九の反歌である。 しかし、 「釧」は腕輪であると仮説すると、 その腕輪を女に見立て、 男の手にはめるのだ、と読める。 口語訳は、折口訳...
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『幸(さい)の神と竜/古代がわかる鍵』

『幸(さい)の神と竜/古代がわかる鍵』 万葉集の歌の中に、女上位の歌があるのはなぜか。 そんな問題意識から、 幸姫命のルーツを探索した労作が、 サイの神と竜、 幸の神と竜、 である。 中身については、最近、 Googleブックで、かなりの...
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【何に帰服するのか?という問題】

【何に帰服するのか?という問題】 祝詞問題。 賞賛、感謝、帰服。 ややもすると、 自己主張ばかり強く、 畏しこみて帰服するというものを もたない。 こちらがコイル神として立てているのも、 自然神であり、人格神は除外している。 おそらく、タ...
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