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【KillerCoilの秘密】 【齋藤孝の『呼吸入門』について】
東大の教育学部といえば
往昔は、共産党系の牙城だった。
そういう痕跡を齋藤孝は残してないのだが、
彼の『呼吸入門』を拝見した記憶は以下のとおり。
高校時代テニスをしていて、
高3のときに、テニスを辞めて
受験勉強ばかりしていると
ノイローゼに陥った、と。
そこで、身体を動かすことの重要性を自覚する。
その後、あれこれ遍歴修業するらしいところ、
レイキのような閉鎖的集団は、
どうもよろしくない、と。
秘密の暗号を使うというのは内部に閉じていき、
もはや、密教集団に変質していく、と。
ところで、
トイレが水栓になるにつれて、
座り込むという文化が後退し、
その分、肚で考えるとかが薄くなり、
全体として、身体的に腰が弱くなり、
文化意識もそれにつれて、弱くなったと
齋藤はみている。
そこで、四股を踏んで肩入れ体操をして、
へそから下を鍛錬していくことを提唱していた、
と記憶する。
それ以外の論点はあるだろうけど、
拝見当時の問題意識は、
おそらく、野口整体とか、そんなところなので、
整体に関連していない部分の記憶があまりない。
まぁ、いろんな身体技法について、
いろんな団体遍歴して、
レイキのような密教集団にたいして、
齋藤は賛成しない、
という印象が強くのこっている。
まぁ、一回拝見すると、
2度読みするようなものではなかったので、
その後、
『呼吸入門』はどこかにしまわれたままに
なっている。
そして、『身体感覚を取り戻す』という本が
でているところ、内容的には、『呼吸入門』と
被る、とか。
人文系の思想解釈が入り込んでいるので、
腰痛専門家からみると、
あまり食指が動かない。
つまり、実用書にはならない、ということ。
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