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【キラーコイルの秘密】
【魔法の読書にかかる人は思想形成が未確立のため取り込まれるにすぎない】
魔法の読書とは
読んだものに影響され
彼と我との境界が引けないため
相手方に自分を委ねること。
わかりやすくいえば
相手方に同調してしまうこと。
あきらかに
著者と読者は違う人物なのだが、
自分はどう考えるのかの問いがないため
いともかんたんに、
相手に同調してしまい、
自分の城の中に
相手を入れてしまう。
お若い人の場合
最初から
自分ならどう考えるのか
という思想訓練不足のため
相手の主張を受け入れ
それをなぞるだけとなる。
それが俗にいう
弟子になる、
猿真似をする、
エピゴーネンになる、
という現象。
誰かの影響を受けるのは
やむを得ない事象なので、
どうせ影響を受けるのであれば
なるべく歴史的風説に耐えたものが
のぞましいというだけで、
そこに上等下等のランクを
導入しても仕方ない。
青年期の思想的葛藤がなかった人は
いともかんたんに、
お手軽簡単なものに飛びつく。
だが、それはその後
一生涯ついて回る問題になる。
だから、
いつまでたっても
猿真似しかできない人は、
最初からそういう人だった
というまで。
いつも借り物、
いつも猿真似、
ということは本人が
一番よく知っているのだが
思想形成をごまかしているので
どうにもならない。
何かをごまかしたことは
生涯ついてまわる。
算数、数学が得意でなかったことは
やはり、生涯ついて回る。
何かをごまかしたからこそ
得意になれなかったのが、
たいていの方は
その修復作業をせずに
生涯を終える。
たかが算数なのだが、
そのたかがという蔑ろにした
意識が生涯ついて回る。
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