【青色の微笑みは中村修二氏だけに・・・】
青色、
青色の微笑み、
これが、どれだけ重要であったか、・・・。
この開発に会社の予算が3億円だされたという。
大手と同じものを開発しても、
評価されない。
そんな小さな会社の屈辱が、
中村修二氏を、
青色発光ダイオードの開発に向かわせる。
だが、
世間は、例の会社への200億円請求事件に、
どぎもを抜かれた。
あのとうじ、わたしは、
金に執着した彼の姿勢を高く評価していない。
むしろ、ボロかすにこき下ろした記憶が蘇る。
というのは、
青色発光ダイオードの歴史的意義というものを
まったく、こちらは、わかっていなかったので。
世紀の発明という認識が、
あの請求事件の前にもなかった。
この世にある
青の光を、
人工的に作っただけではないかと、
その程度の認識しかこちらにはなかった。
いまでも、
見えるものを、
再現したにすぎないのではないかと、
そういう気持ちはある。
で、
BOOK OFFにて、
\105で入手した彼の
『考える力、やりぬく力 私の方法』を
読むと、
彼の卒論が
『半導性チタン酸バリウムの電気伝導メカニズム』であり、
電子工学の出身であることがわかる。
しかし、
大学では、量子力学なんぞの基礎理論は、
教える人がいなくて、学んでいないという。
理論よりは、実験。
これを重視する姿勢が徳島大学にあったという。
どんなものでも、
モノを作った経験のない人は、
理論倒れに終わる。
たしかに、
経験の中から、
そして、実験の現象の中から、
特異なものが発見されることが多い。
わたしも、
コイルの特異現象が二つ見つかっている。
これは、
頭の中で想像されたものではない。
とにかく、
試作に次ぐ試作、
検証に次ぐ検証、
そして、
改良、改善が続く。
最初に、
頭の中にあった概念は、
左螺旋、
右螺旋、
対生成、
対消滅、
コイル、
この五つの概念のみである。
最近は、これに、
コンデンサー、
が加わっている。
もっとも、
当初より、
コンデンサーに相当する装置は使っているけど。
概念としてのコンデンサーはなかった。
アルミとティッシュとコイルの合体による
元気玉に、
霊感を感じるという催眠療法士に触らせると、
パワーを感じないというところから、
結界棒を考案する方向に向かっていた。
この妖しい催眠療法士は、
途中、イギリスに行き、
自宅での療法を一時中断していたが、
その後、どうなったのかは、不明である。
ちなみに、
彼女は、フーチとして、
鯨の骨を使っているとか、
そういう興味深い話を、
数度の訪問で聞き出したものである。
さて、
元気玉、
結界棒、
天使の輪、
これが、
最初に作ったコイル製品であった・・・・・。
結界棒は、
多動性注意欠陥障害気味の生徒には、
それなりの反応があった。
コイルの生体に及ぼす影響、
これが、
コイル開発の初期の目的であった・・・・。
ダ=ヴィーン!
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