1※いまお悩みがあれば、こちら、からどうぞ。
【無料相談×診断】
2※KillerCoil無料メルマガ登録はいますぐこちらへ。
【キラーコイルの秘密】
【陰陽太極鍼テキスト―刺さない鍼で効果を出す配穴と施術法 単行本 – 2022/4/5
吉川正子 (著)】
民間療法的な霊障医学を
提唱する奥山輝実について
調べていると、
彼の経歴上、
注目されるのは下記2点。
2011年より藤本蓮風先生に鍼灸を師事し漢方治療に鍼灸を加えた。
2015年、吉川正子先生から陰陽太極鍼を直接伝授された。
藤本蓮風については
著書が手元にあるので
施療法の輪郭は了解されるも、
眼に特化した鍼治療をする
吉川正子について知らなかったので
調べると、
上下、左右、前後のバランス点を
取ろうとしていることが了解される。
こちらのエネ流れ調整の手法は
上下と左右の組合せであり、
バランス療法ともいえる。
この上下と左右による調整で
8割方解決されるというのが
こちらの特徴になる。
さらに不足であれば前後調整を追加。
もっとも、
こちらの調整は
X字構造に着目するのが
特徴になっている。
ちなみに、
上と下との照応関係性を強調
していたのはかのシュタイナーであった。
以下、陰陽太極鍼テキストの概要。
施術者・患者の双方にメリット大の優しい治療法
熟練の技術が必要とされるとともに、患者へも多少の恐怖心や痛みなどを与えていた従来の刺鍼治療。そうしたデメリットをなくし、患者に即効性を感じてもらえる治療法として40年以上の臨床経験をもつ著者が開発したのが「陰陽太極鍼」である。
陰陽太極鍼の治療法は、東洋医学の原点ともいえる身体の陰陽バランスを重視しながら、皮内鍼や王不留行の種子を「貼る」だけ。施術する側にとっては「習得しやすい」、施術を受ける側にとっては「安心して治療を受けられる」と双方にメリットがある。
本書では症例も豊富に紹介しており、陰陽太極鍼の理論から技術までを幅広く学べる1冊となっている。
【目次】 第1章 はじめに―鍼灸臨床を振り返って
第2 章 陰陽太極鍼の特長
第3 章 理論編
第4 章 技術編
第5 章 眼科疾患の治療法
第6 章 最近の症例
付録 八綱弁証における陰陽の調整
以下、amazonレビュー。
edge walker
5つ星のうち4.0 中医学をヒントに磨き上げた鍼灸技術
2022年12月22日に日本でレビュー済み
著者は北海道で開業する吉川正子氏。
本書は同氏が実践する伝統鍼灸を解説したテキストです。
吉川氏は大学卒業した62年に伊藤忠商事に入社、中国語の研修を受けました。
その縁から中医の簡易マニュアル「裸足の医者」を翻訳する機会があり、鍼灸に興味を抱きました。
当時は公害問題がトレンドで、「病に苦しむ人の力になりたい」という思いから鍼灸師となります。
76年に板橋で眼科に特化した鍼灸院を開き、81年には帯広に転居して今に至ります。
吉川氏の治療における根本には、伝統中医学があります。
同医学を臨床のフィードバックを受けて、変遷させてきました。
開業当初は、局所に中国鍼の深刺しを行なっていました。
しかし時に内出血を誘発したために、経絡を利用した遠位部にし、軽刺激の接触鍼を導入します。
診断法も、募穴と兪穴を利用した臓腑弁証を採用しました。
実際に坐骨神経痛が、五臓理論から「脾胃を整えること」で著効することも経験しました。
そして転機となる治療法と出会います。
中医師の考案した「王穴」というもので、左の五十肩が右の「陰陵泉」付近にある経穴で劇的に回復したのです。
解剖学や経絡理論では説明できない現象だったことから、表裏・上下・左右・遠位など空間を利用した「陰陽の調整」を利用したものだと推測しました。
この仮説を臨床の中で試したところ効果を実感し、理論を体系化して洗練させました。
著者はその技法を「陰陽太極療法」と命名し、次のような内容でした。
★目的
表裏・左右・上下など対極、遠位部にある経穴を刺激することで、陰陽バランスを調節する。
たとえば右手首の太陰肺経の太淵が痛むなら、左足首の陽明胃経の解渓を使う。
★診断法
問診・舌診・首周六合診・募穴・腓腹筋(上から脾腎肝)の把握痛・背部兪穴・脈で、異常経と臓腑を予測。
該当経の要穴を中心に全経を切経することで、開穴=反応点を特定。
★治療法
虚実と補瀉は次のように行う。
喜按が虚で、温灸・王不留行か、皮内鍼を経に沿った「随」に向けて接触。
拒按が実で、皮内鍼を経に逆らう「迎」の方向に向けて接触。
治療点は肘先、膝下にある要穴の反応点が中心。
効果を持続するために、耳鍼も活用。
★症例
難治を含む多数の症例が掲載。
証は大まかに立て、陰陽太極療法の理論などから治療点を広く探し、感触を患者に確認しながら可能な限り処理する。
・右頚腕痛
・坐骨神経痛
・ばね指
・むちうち
・生理痛
・小指の痺れ
・脊髄損傷
・花粉症
・頚髄症
・アレルギー皮膚炎
・脊柱管狭窄症
・パーキンソン病
・腰痛
・耳鳴り
・耳鳴り
・てんかん
・糖尿病
・頸肩腕痛
・脊髄小脳変性症
・風邪(風熱表虚)
・アトピー
・不正出血
・脳手術後の半身麻痺
本書はこのように、吉川氏の見出した鍼灸技術を解説していました。
同氏は様々な技術を統合して、「経絡で陰陽バランスを整える」ことを目指してきました。
経絡は気血が流れる道筋で、人体を循環しながら陰陽のバランスをとっています。
しかし不摂生などが続くと循環が滞るので、詰まりは除き、不足は補う必要があります。
著者は異常経に加え、上下・左右や経絡上の表裏関係などを考慮した別経へもアプローチして総合的な陰陽調整の手段を考案していました。
これらは目新しい技術ではなく古典の中に断片が残されていますが、吉川氏は実践で検証して磨き上げました。
興味深い理論が丁寧に説明されている好著だと思います。
もっと少なく読む
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
レポート
レビューをすべて見る
★足腰に問題のある方新メルマガいますぐご登録!!★
コメント