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【キラーコイルの秘密】
【遠山・銀林による算数計算体系=水道方式の信者的振る舞いが公文式算数】
往昔の日教組の算数・数学部門を
牛耳り、それなりに教師たちに
影響を与えていたのは
大学の先生たちだった。
塾がないころは、
大学の先生たちの副業として
参考書を書きまくる、と。
いまは予備校講師が
かんでおかゆのごとくに
薄めて、語り調で読ませようと
する参考書がごろごろしているところ、
それは、多分に生徒向けというより
新人講師向けに適合である。
複文になると
途端に、
日本語がおかしくなる人は
英語の複文構造についても
理解ができない。
何か言語構造がもつれている感じ。
さて、
遠山・銀林の計算体系の説明に対して
疑義を呈しないで受け入れるのは
単なる信者的振る舞いをしているだけ。
突っ込みどころは
いたるところにあり、
遠山・銀林の二人は
代数系なので
図形が弱いという弱点があった。
計算体系を図解にして
わからせる相手は何よりも
教師・講師であり、
生徒ではない。
教える側の頭が
ぐらぐらなので、
彼らには図解による
計算体系の塗り替えが必要となる。
ということで、
せいぜい
旧文部省の数的計算主義に
対抗しようとしたのが
量論を基礎にした
遠山・銀林の水道方式だったが、
残念ながら、
その成果は
公文式に取り込まれてしまった。
つまり、商売の道具にされた。
ちなみに、
図解説明は
中学受験算数のほうで
一世を風靡し、
開発者はしきりと
盗まれてしまったと
嘆いたところ、
図解による解法というのは
何も専売特許ではないので、
あとは、受験参考書を
書きまくるだけとなる。
ちなみに、
遠山啓は吉本隆明が
敬愛する先生で
文系要素満載の代数学の専門家。
だが、幾何的要素が
この遠山先生には欠けていることが
わかるのはずいぶんあとのこと。
小平邦彦、矢野健太郎などによる
図形センスの補充が必要となる。
有名どころは
戦前の秋山武太郎のわかる幾何学である。
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