紀伊国屋書店主宰【じんぶんや第100講】ドミニク・チェン

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【紀伊国屋書店主宰 【じんぶんや第100講】ドミニク・チェン】


「人間存在構造を中心に 各思想を串刺しにする立場設定」
これで検索していると、下記のサイトに遭遇。
その中で、注目してよいのが、
ドミニク・チェン、かなと。
それと、前々から着目しているのは、
野矢茂樹です、ね。
小島寛之はまったく切れ味がなくなってしまった。
下記リストに場違いな名前もありますけど、
差別的取り扱いになるので、遠慮しておきましょう。
狭い自分の視野に閉じこもることなく、
常に、新しい刺激を入れることを心掛け、
異分野遭遇していくと、頭がシャッフルされて、
異種結合による新分野開拓も可能になってくる。
やはり、まずは、幅広い関心が持てるのか。
それがあなたに求められていないか?
現状に満足していないのであれば、
常に、窓口を開けておくことは必要かな、と。
異質、異物を取り込むには、
相当に柔らかい頭を要求される。
そして、異物を取り込む楽しさを味わうと、
不知と未知への冒険は楽しくなるにきまっている。

以下、注目されるのは、・・・・。
https://www.kinokuniya.co.jp/c/20150110090040.html
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【じんぶんや第100講】 
この世界に人文学が必要です!
安藤馨 池内了 内田樹 臼杵陽
円城塔 大澤聡 乙武洋匡 河合俊雄
岸政彦 木村草太 小島寛之 柴野京子
島薗進 白井聡 千葉雅也 出口治明
苫野一徳 ドミニク・チェン 野矢茂樹
原武史 福嶋亮大
はじめに
 こんにちは、じんぶんやです。
 2004年からはじまったじんぶんやも、
このたび第100講を迎えることができました。
みなさまのご声援とご助力、まことに
ありがとうございます。
 記念すべき第100講目といたしまして、
特別フェア「この世界に人文学が必要です!」
を開催いたします。
人文学の各分野を代表される先生方をはじめ、
社会の第一線で活躍される方々が
一堂に会すフェアとなりました。
 さて、人文学が置かれている状況は、
けっして良いものではありません。
実用性の名のもとに
「不要」とされてしまうこともあれば、
大学改革によって存続の危機に追いやられている
人文学系の学部もあります。
 いまこの世界はなにか大事なものを
失おうとしてはいないか、そう私たちは考えます。
しかし、この流れに抗するためには
どうしたらいいのだろうか――?
 「私たちにとって人文学は必要だ」と
言い切ることができるかどうかは分かりません。
でも、すくなくとも「人文学なんていらない」
という言葉だけはまちがっていると感じています。
人文学を学ぶことの楽しさと必要性について
考える機会をつくり、
多くの人へ語りかけていければ、と思っています。
 当フェアはそんな考えのもと、多くの先生方に、
それぞれの立場から人文学の大事さを語っていただきました。
人文学の豊かさが多くの人びとに伝わればよいな、
と願っております。
そして、世の人文書読みの心にも、小さな火を灯せますように。
https://www.kinokuniya.co.jp/c/20150110090040.html
ドミニク・チェン
1起業家・研究者 
1981年生まれ。フランス国籍。UCLA Design/MediaArts専攻卒業後、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学院博士課程修了。博士(学際情報学) 。2001年より,さまざまな媒体でメディア論を中心とした論考を執筆。NPO法人コモンスフィア(旧クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事として、新しい著作権の仕組みの普及に努めてきた他、2008年に創業した株式会社ディヴィデュアルでは「いきるためのメディア」をモットーに様々なソフトウェアやアプリの開発を行っている。
著書に「インターネットを生命化する プロクロニズムの思想と実践」(青土社)、「フリーカルチャーをつくるためのガイドブック クリエイティブ・コモンズによる創造の循環」(フィルムアート社)など
~これからの社会と人文学~
現代の情報社会ではもはや工学と理学を分離すべきではありません。ここでいう理学とは自然科学だけではなく、理念や思想を含む広義の人文学を含んでいます。思想なき工学は言うまでもなく危険ですが、同時に社会実装なき人文学は空虚です。問題はそれぞれの系が閉じてしまい、相互の対話の経路が断たれることです。
情報社会におけるインパクトという側面でいえば、プログラミング言語を使った情報サービスやプロダクトの工学的実践の方が自然言語による人文的議論よりも、人口へのリーチの速度と密度において圧倒的に強いのが現状だといえます。しかし、情報過多やプライバシー喪失、デジタルディヴァイドなどの問題が顕在化している情報社会の改善のためには、工学だけでは扱えない人間に関する議論の重要性が増しています。
その意味でも、いま本当に必要なのは人文的な議論を社会工学の現場で展開できる人材ではないかと考えています。そのためにはエンジニアはもっと人文系図書を読むべきでしょうし、人文系の人はもっと情報エンジニアリングの実情に親しむべきでしょう。
このような考えから、普段は人文系をメインに読んでいる人向けに、情報技術の力学に触れられる数冊の書籍を提案します。(筆者は全て原書で読んだ上で推薦しているので、英語の読める方は原書にあたることをお勧めします)
~選書~
ツイッタ-で学んだいちばん大切なこと 共同創業者の「つぶやき」
ビズ・スト-ン、石垣賀子 / 早川書房
2014/09出版
ISBN : 9784152094841
ドミニク・チェンさんコメント
Twitterの非エンジニアの共同創業者、ビズ・ストーンによる半生記。随所に稚拙な人生訓がちりばめられているのはご愛嬌として読み飛ばせば、文系の人間が世界最大級のSNSの発展の現場でどのように振る舞い、迷い、考えたかという歴史的な証言として読めるでしょう。
ジェフ・ベゾス果てなき野望 アマゾンを創った無敵の奇才経営者
ブラッド・スト-ン、井口耕二 / 日経BP社
2014/01出版
ISBN : 9784822249816
価格:¥1,980(本体¥1,800)
ドミニク・チェンさんコメント
「世界で最も顧客に固執する企業」たらんとするAmazonの創業者の狂ったような密度の軌跡は、なぜこの老舗のITベンチャーが既存の経済や公共サービスの再定義を迫るところまで拡大しているのかということをどんな理論書よりもよく理解できるでしょう。
暴露 スノ-デンが私に託したファイル
グレン・グリ-ンウォルド、田口俊樹 / 新潮社
2014/05出版
ISBN : 9784105066918
価格:¥1,870(本体¥1,700)
ドミニク・チェンさんコメント
出来の悪いSFのような現実。スノーデンとその協力者たちが世界に向けて暴露した世界規模の情報監視ネットワークの内実を見れば、なぜホーキング博士やテスラ社のイーロン・マスクといった第一線の人間たちが「21世紀に人類が直面する最大の危機は人工知能である」と異口同音に述べているのかということが浮き彫りになるでしょう。
Yコンビネ-タ- シリコンバレ-最強のスタ-トアップ養成スク-ル

ランダル・E.ストロス、滑川海彦 / 日経BP社
2013/04出版
ISBN : 9784822249465
価格:¥1,980(本体¥1,800)
ドミニク・チェンさんコメント
世界で最も有名なベンチャーキャピタルにしてインキュベーターのひとつであるYコンのプログラムに参加する多くのスタートアップに密着取材した貴重な資料。彼らの辿る開発プロセスから、情報社会のなかでスケールするサービスやビジネスの本質が垣間見えるでしょう。
アップルvs.グ-グル どちらが世界を支配するのか
フレッド・ボ-ゲルスタイン、依田卓巳 / 新潮社
2013/12出版
ISBN : 9784105065713
価格:¥1,760(本体¥1,600)
ドミニク・チェンさんコメント
蜜月から戦争へ。私たちの情報生活に最も深い影響を与える2つの企業の協力と対立の歴史から、私たちのみならず情報社会の根幹がいかに常に変化の波に曝されているのかというリアリティを体感できるでしょう。

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