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【生松敬三『社会思想の歴史』】
ロックとルソー、カント、ドイツ・ロマン主義、ヘーゲル、ヘーゲルからマルクスへ、マルクス、テンニエス、ウェーバー、マルクスとウェーバー、フロイト、マルクスとフロイト。
哲学出身者による社会思想の歴史。
生松先生の文体は華麗文体に近いので、
逆に、ひっかかりででにくい難点がある。
どうして、そのテーマを取り上げるのか、
そういう問題意識が希薄なので、
迫ってくるものがやはり薄い。
特定思想家を研究する場合、
最後には、あばたもエクボとなり、
評伝家、伝記家になってしまう。
こちらは、特定問題意識を設定して、
いろんな素材を切り取るだけで、
問題意識に抵触しない事象については、
切り捨てるようにしている。
あらかた、社会思想に関するもので、
原書以外は捨てるようにしているので、
入門書、啓蒙書の類はほとんどもっていない。
あったとしても、みないことが多い。
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