柳田國男の初期三部作と遺作
柳田の初期三部作は、
後狩詞記、
石神問答、
遠野物語、
だとされる。
最期の遺作は、
海上の道、
である。
途中、興味深いものは、
妹の力、
巫女考、
の二篇である。
折口信夫によると、
柳田は、神を探索した、とある。
とはいえ、いかなる神かといっても、
それは、高い神から低い神にいたる諸現象形態の探索、
ともいえる。
最初、役人、そして、退官後、民俗調査を本格化した。
アカデミズムでないことのメリットとデメリット、
そして、役人であったことの制約など、斟酌しても、
その人物の業績をたどる場合、最初と最期、そして、途中と
三段階に区画して、垣間見るのがいいだろう・・・・。
さて、
折口を検討したあと、
それとの比較で、
柳田國男を検討する予定である。
しかし、その範囲はかなり限定される。
おそらく、『海上の道』から入門することになるだろう。。。。
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