寺尾誠『歴史哲学への誘い-ある哲学者との対話』

【寺尾誠 『歴史哲学への誘い-ある哲学者との対話』】


ええっ、頼んだ覚えがないと思っていると、
最初のカバーの開きのところに、
謹呈とあり、
ああ、友人からだったのか、と。
40年前の北海道のある哲学者との対話書簡、
らしいところ、
内容的には、一方向の書簡の感じがします。
ある哲学者が環境主義、自然主義に傾斜していくにつれ、
インド哲学の紹介を始めるようになり、
それに触発されて、寺尾氏も、インドに行き、
インド熱に浮かされた様子のところ、詳細は不明。
彼の半自伝的な経験に依拠した概論としては、
通信教育学部用の『社会科学概論』があるところ、
信仰表明はそのあたりに散見されます。
60年のブント主義の残滓の清算ができなかった様子で、
その後、延々と、ブント主義にかぶれた本人の思想体質への
チェックが入り続けることに。
しかし、いまから思えば、
左翼的言語の残滓がありますので、
普通の人は、卒読していくのは、苦痛になるでしょう。
概念の定式化による事象の裁断で事足れりとするところが
著者にありますので、そのあたりの癖が呑み込めないと、
ちと、価値共有しない人には厳しいでしょう、ね。
そもそも、対話の相手である哲学者は、
元北大の花崎皋平氏なので、彼の足跡をたどると、
マルク主義哲学から環境主義・自然主義への転向がみられ、
おきまりの左翼的転向の典型例ともいえますので、
左巻でない人からすると、
そもそも、対話は不成立になるでしょう。
こちらの寺尾氏とのおつきあいは、
院時代の二年間であり、
早々と、アカデミズムから離脱しましたので、
マルクス批判の方法を伝授された段階で、
その後の方向は、こちらは実務に向かっています。
まぁ、日本の社会科学の左翼的病理の中から
こちらは離脱しましたので、ある意味、その病理の渦中に
おられる人達の頭の中身の構造は了解済であり、
さほど、同情することはないです、ね。
ただ、最近、佐藤優氏という
左巻の復活をしたがる人をみていて、
こちらは同情するというよりも、
彼が紹介する右巻きの仲正昌樹氏のほうに、
思想的良心を見出し、
それに影響されて、
政治経済社会法倫理に覚醒していくことに。
その結果、行政書士試験という下位法律資格試験の受験生を
やることに。
ダ=ヴィーン∀!!

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