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【キラーコイルの秘密】
【変異する資本主義 単行本 – 2021/11/17
中野 剛志 (著)】
変異する資本主義?
何かが変わった、という感じはある。
日本的感覚では線描しがたい
資本主義変異論である。
以下、概論。
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pp.332
衰退するアメリカ、軍事大国化した中国、すでに始まった戦争、そしてパンデミック。
世界のパワーバランスが音を立てて崩れ、「資本主義」もその姿を大きく変え始めた。
経済学、政治学、地政学、国際関係論などを駆使し、
凶暴化する世界の「深層」を解き明かす。
【本文より】
新型コロナウイルスのパンデミックと、中国のハイブリッド軍国主義の台頭。
この二つがもたらす構造的な変化によって、
世界は、シュンペーターが言うところの社会主義化――政府の経済社会への関与の強化と積極財政――へと変異を遂げていくだろう。
バイデン政権の「経済政策の静かなる革命」は、その変異の予兆にほかならない。
この「資本主義の変異」に適応できるか否か。
今、日本が問われているのはそれだ。
それに失敗すれば、これまで通り、我が国は自滅の一途を辿るだけのことである。
著者について
なかのたけし 1971年神奈川県生まれ。評論家。専門は政治経済思想。1996年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。2001年に同大学院より優等修士号、2005年に博士号を取得。2003年、論文“Theorising Economic Nationalism”(Nations and Nationalism)でNations and Nationalism Prizeを受賞。主な著書に山本七平賞奨励賞を受賞した『日本思想史新論』(ちくま新書)、『TPP亡国論』『世界を戦争に導くグローバリズム』(集英社新書)、『富国と強兵』(東洋経済新報社)、『国力論』(以文社)、『国力とは何か』(講談社現代新書)、『保守とは何だろうか』(NHK出版新書)、『官僚の反逆』(幻冬社新書)、『目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】』『全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】』(KKベストセラーズ)、『小林秀雄の政治学』(文春新書)など。
上位レビュー、対象国: 日本
はっつぁん・くまさん
5つ星のうち5.0 あっぱれ米国の経済運営
2022年12月12日に日本でレビュー済み
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この本を読んで、改めて米国の経済運営へのチャレンジ精神、柔軟性に敬服させられました。現在、巷では、米国はこれまでの経済運営の失敗でインフレに苦しんでいるかのような報道がなされていますが、全くの誤報です。大胆な財政出動、高圧経済など、極めて柔軟に様々な手法を駆使してきたからこそ、米国経済は大きく息を吹き返し、その証として、健全な高金利政策がとれる状態に戻ったのです。これによって、今後はまた十分に金利の引き下げという政策を余裕をもって実行できるのです。
それに引き替え、日本の財務省ときたら、景気変動などお構いなしに、プライマリーバランスの保持、増税一辺倒の政策選択しか持ち合わせなていないのです。悲しい限りです。
この本は、こういう日米の経済運営の違いを如実に教えてくれる良書です。是非、一読を!
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ナンダ
5つ星のうち4.0 日本のとるべき道は現代版「富国強兵」というけれど…
2023年4月18日に日本でレビュー済み
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市場にまかせず積極的投資で国内産業の充実をはかり、権威主義国家である中国に対抗するため軍事力を増強する、と唱える。
岸田政権の経済・安全保障の路線はまさにその路線を歩もうとしている。
第二次大戦時の超積極財政が戦後もつづき、「大きな政府」によって高度経済成長が実現した。だが、石油危機にともなるスタグフレーション(失業と高インフレ)にケインズ主義的政策が対応できず、1970年代後半から80年代にかけて新自由主義が台頭する。
新自由主義は、構造改革(規制緩和)によって競争をうながすことで生産性があがると主張し、米英では1980年代前半から「金融化」が進む。
政府は経済に介入しないから、投資先に迷わざるをえない。不確実性が高まり、かつ高金利の環境下では、企業は資金を生産設備から金融資産にふりむけ、生産性は停滞する。企業の利益配分が株主に有利になることで、労働者の分け前は減り消費が抑圧される。一方で資産価格は上昇し、貧富の差は拡大する。その結果が長期停滞だった。
40年つづいた新自由主義が今くずれようとしているという。
バイデン政権のコロナ対策「米国救済計画」は、1人最大1400ドルの現金給付など、リーマンショック時の経済対策をはるかにしのぐ財政出動だ。「米国雇用計画」は法人税増税や多国籍企業への課税強化などをもりこんだ。新自由主義からの訣別だ。
積極財政を展開して財政は大丈夫なのか? 政府が赤字財政支出をおこなうと、支出額と同額の民間預金が生まれ、民間貯蓄は増える。だから財政赤字によって国債金利が上昇することはない。外貨建ての対外債務は返済不能におちいるリスクがあるが、国債を自国通貨だてで発行している日米英にはデフォルトの可能性はないという。財政政策を「予算均衡」という観点ではなく、財政政策が国民経済に与える影響を基準にする「機能的財政論」を筆者は主張する。
こうした金融資本の権力を削る「革命」がなぜ可能になったのか。
ひとつは、コロナだ。たとえばEUは、戦時中のように財政規律要件の摘要の一時停止にふみきった。
もうひとつの原因は中国だ。 経済面で弱かった旧ソ連と異なり、中国は、軍事だけでなく経済でも、米国にとって脅威となった。
バイデンの米国は経済を成長させ、競争力を高め、軍事力も増強する「富国強兵」に転換した。
日本も、政府が重要な産業に積極的に予算を投入し、中国の覇権主義に対抗するため軍事力を増強する「富国強兵」に舵を切るべきだと筆者は主張する。
でも、今の政府に重視すべき産業をえらぶ能力があるのだろうか。
官僚が今よりはるかに強かった1960,70年代の農政も大失敗した。文部官僚が主導した大学改革は大学を疲弊させ研究力を削いでいる。「民間まかせ」の30−40年間をすごしてきた官僚の能力は1960年代よりもさらに低下している。そもそも中央官僚が経済を統制することじたい、旧ソ連の失敗をくりかえすことにならないか。
自由放任の経済と、官僚主義の中間は、もしかしたら地方分権という形なのかもしれない。地方自治体もまた、非効率な官僚組織なのだけど。
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高菜ラーメン
5つ星のうち5.0 スケールの大きな経済総覧本!
2022年2月3日に日本でレビュー済み
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だいぶ前から中野剛志さんの大ファンです。ただしファンだからと言って、個々の本の内容が100%正しいと言ってるわけじゃありません。この本にも何かしらエラーは含まれているかもしれない。
ただ中野氏は他の評論家と比べても勉強量が群を抜いてると思うし、どっちかのバイアスに偏らないバランスの良さがあると思います。
それに何と言っても文章が読みやすい!知識人というモノは、何と言っても難しい文章を書く傾向があります。中野氏はできるだけ自身の文章から「スノビズムを排除しなければならない」と意識してると思われます。だから一般人から見ても読みやすいし、だからこそファンの獲得数も多く、レビューも高評価になるんでしょう。
それにしても…最後辺り、総括的な文章においても、世界全体の経済が「社会主義的な経済にシフトしていくだろう」みたいなコメントがありましたが、これには頭がクラクラするような思いがしました。
「円の支配者」を未読の方にはぜひ読んでいただきたいのですが、
日本は戦後、高度成長を経てバブルの時代まで、いわゆる社会主義的な経済を地でやってきたわけです。
そしてバブル崩壊以降…日本のエリートは意図的に、アングロサクソン的な自由主義的な経済に、日本を持っていこうとしていたフシがあります。これは必ずしも新自由主義のキーワードだけでは説明つかないと思うのですが…
とにかく冷戦が終了してアメリカの一極支配世界が到来するのだから、アングロサクソン型の自由経済を日本全体に敷かなければならない、という暗黙のコンセンサスのようなものがおそらくあったのです。80年代のバブル生成と崩壊も、その改革のために意図的に起こされていた可能性があります。
中野氏風に言えば自由経済レジームです。小泉・竹中の構造改革でさえ、自由経済レジームのほんの一部に過ぎなかった、と言えるかもしれません。
別に私は自由経済レジームを全否定したいわけではありません。日本経済には永らく規制も多く、不合理な経済障壁が多くて自由なビジネス発展を阻害している、と批判が多かったのも事実です。
ただそうやって、アメリカ型の社会に追いつけ追い越せと、せっせと社会改革に励んできたつもりだったのに、今さらまた社会主義的な経済にシフトさせようというのは…中野氏の分析は鋭いと思うものの、気が遠くなるような気がしました。それこそ竹中さんのような論者の、本書への感想を聞いてみたいものです。
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ひめたん
5つ星のうち5.0 超限戦、ハイブリット戦の解説書
2022年5月9日に日本でレビュー済み
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超限とハイブリット戦の核心を突いた解説書ともとれる。
巷に出回ってるハイブリット戦の本はどれも読んでも意味がない。
サイバーアタックと物理攻撃を組み合わせるのがハブリット戦?((笑)違うでしょ。
この本は他の本とは違う
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曇り雨のち晴れ
5つ星のうち3.0 アメリカ資本主義の急激な変異と中国との覇権争い
2022年7月30日に日本でレビュー済み
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アメリカの資本主義の急激な変異と中国の台頭によるハイブリッド戦争を想定した覇権争いを書く。
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YUTA
5つ星のうち5.0 東アジアでも進行形の戦争
2022年4月5日に日本でレビュー済み
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ロシアのウクライナ侵攻で現実となったハイブリッド戦争。そして隣国中国は、おそらくより一層精巧なハイブリッド戦争を遂行する能力があるのだろう。
否応なくその前線に位置する我が国にとって、安全保障の問題は単なる防衛力・軍事力だけではなく、より幅広い国力、まさに富国強兵の問題。
権威主義に対して自由主義・民主主義が打ち勝つためにも、いまウクライナで目に見える形で進行している戦争と同じ戦いが、サイレントに、でも明らかに東アジアでも起きている、という危機感の認識、共有が必要だと思った。
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倉田昌弘
5つ星のうち4.0 わかりやすい
2022年1月10日に日本でレビュー済み
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わかりやすかった
購入してよかった
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Amazonカスタマー
5つ星のうち5.0 今後も日本に住む予定の人は必読だよ
2022年2月2日に日本でレビュー済み
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現在の状況で「あるある」な蓋然性の未来。
1尖閣諸島がチャイナの領土になる。
2アメリカが東アジアから撤退する。
3台湾が一つのチャイナとして吸収される。
4日本がチャイナのリーぺェン自治区になる。
積年の恨みをもって統治するので、ウイグルやチベットの人権問題なんか比にならないほど辛酸舐めさせられるね(泣)
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【コイル独自開発路線18年分の年次目次】
18コイル独自開発路線2024労宮強制開孔の秘策開示
17コイル独自開発路線2023宝石3/4石組合せ実験
16コイル独自開発路線2022螺旋の魔術師
15コイル独自開発路線2021必須の静電気/電磁波対策
14コイル独自開発路線2020ハワイ黒魔術の探索へ
13コイル独自開発路線2019重要ヒント/感想レポ/再掲載満載
12コイル独自開発路線2018黒エネ性質の見極め
11コイル独自開発路線2017キラーコイルの小情報開示
10コイル独自開発路線2016黒吸収系の素材活用へ
09コイル独自開発路線2015アリの地上戦からハチの空中戦へ
08コイル独自開発路線2014プロ「チェンソーマン」デビュー
07コイル独自開発路線2013の勝利のダイヤモンドコイル
06コイル独自開発路線2012精神不調対策の本格化
05コイル独自開発路線2011「コイルをめぐる冒険」期
04コイル独自開発路線2010R.シュタイナー取込み
03コイル独自開発路線2009パワーグッズ黄金期
02コイル独自開発路線2008水晶とアズライトの接続採用
01コイル独自開発路線2007コイル構造に独創的秘密
(※2004-2006 下積み時代
●2006M.Gardner『自然界における左と右』
これをヒントに二重筒の超初期コイル制作
●2005矢山利彦『気の人間学』
これをヒントに密教系鈷の探索
●2004豊島泰國『日本呪術全書』
これを手引きに教室結界制作)
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