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【キラーコイルの秘密】
【各自の専門分野で何を掘り下げるかの①専門問題と②教養問題】

専門家というのは、
やっていると
いつの間にか
心情なき専門技術屋に
なりさがる。
この自覚のない人がほとんどだが。
特殊職業プロというのは、
狭い範囲内での因果整合性だけを
追いかけているので
いつのまにか、
心情希薄になるのは必然。
そこで、そもそも、
専門に入り込む前に
持ち合わせていた
教養基盤を専門範囲とともに
掘り下げることが望ましいのだが、
これを往々にして軽視していく。
専門のライスばかり追いかけていると
いつのまにかライフ問題を忘却していく。
すると、
つまらない心情なき専門家に
なってしまう。
これを職業人になぞらえると、
たしかに職業プロにはなったが、
それ以外については
無知蒙昧、不知未知だらけとなり
偏狭な人物ができあがる。
職業プロの完成が他分野未知で
取り囲まれてしまう。
こういうのを専門バカという。
専門以外は何もできない人物になるので。
Tの字、Vの字。
つまり、何かを掘り下げるには、
間口を広くとらないと縦に深く
入っていけなくなる、ということ。
横幅のない人間が縦に深く掘る、
というのは所詮無理な話ということ。
教養基盤を欠落すると、
浅い一点凝固人間が
できてしまう。
まことに味気なく面白味もない。