削ぎ落しの美学=佐藤可士和の場合

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【KillerCoilの秘密】 【削ぎ落しの美学=佐藤可士和の場合】

過剰に削ぎ落してしまうと
逆に、窮屈感がでるのが、
デザイナーの佐藤可士和の場合では
なかろうか。
あの感覚は、断捨離の先をさらに行っている。
もうほとんど、０の感覚に近い。
なにもないのが美しい、と。
すっきり、なにもない、ほぼ０に近い、と。
太極の手前の無極は０だが、
無極と太極の間が、佐藤可士和の感覚じゃないのか。
人は、生きていれば、いろんなごみが付着していく。
過剰に付着したものをときにリセットして
削ぎ落していくと、すっきり感がでる。
だが、人は、盗みから入り、takeの極致に至る。
すると、やはり、体重もふえていく。
北朝鮮の誰かのように、豚満金状態になる。
まぁ、削ぎ落しの一歩手前くらいが
よろしい感じなのかな。
あつめすぎると、身動きできなくなる。
そこで、ときどき、削ぎ落していく。
余計な贅肉を削ぎ落すように。