【初期の中沢新一氏と どこでかすったかの再認】
東大の教授会で、
中沢新一氏をどう取り扱うかで、
紛糾があったらしく、
西部遭氏が、
いやに中沢氏の肩を持つことに、
奇妙な感じがした記憶があります。
結局、中沢氏のフラクタル理解に
問題ありとして、
助教授に招聘することが断念された様子です。
おそらく、
マンデブロに依拠した限りでの
曲解と誤解なのか、
どうなのか・・・・。
強引な論の捻じ曲げに突き進むだけの
腕力がおそらく不足していたのでしょう。
素質的に、
中沢氏の資質に問題ありとした
旧体質の頑固頭の教授連中の違和感が
正解だったともいえるでしょう。
つまり、中沢氏は学者的資質に何かが欠ける、と。
コツコツと一テーマを
掘り下げていくだけの忍耐力と忍耐心に
欠けるものがあるのでしょう。
だから、
その後の中沢氏の遍歴を拝見しますと、
いろんな素材を食い散らかすだけに
終わっているともいえます。
初期の中沢氏の著作の中で、
バリ島での黒魔術と白魔術の魂同士の
戦いの紹介のところが白眉だったと
という深い印象があります。
それがどの本に紹介されていたのか、
もういちど再認しておく予定です。
ちなみに、
チベット仏教はタントラ的要素がありますので、
これを学術的に取り上げるのはむつかしい。
せいぜい、正木晃氏のように、
際どい扱いになるのがオチともいえます。
結論的には、
栗本慎一郎氏が思想的ミーハーだったように、
中沢新一氏も同類の感があります。
ともに、資質的には、確実さが不足しています。
禁欲的になれない人は、
在野の民間で、
語りたい放題の評論を重ねるだけでしょう、ね。
ダ=ヴィーン∀!!
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