三島由紀夫『文化防衛論』のいまさらスキャン検討

キラーコイル コイル1※いまお悩みがあれば、こちら、からどうぞ。
【無料相談×診断】
2※KillerCoil無料メルマガ登録はいますぐこちらへ。

【キラーコイルの秘密】
【三島由紀夫
『文化防衛論』のいまさらスキャン検討】


2020あたり
東大全共闘VS三島由紀夫
このドキュメンタリーが
放映されたりして、
何かが蒸し返されようと
しているところ、
彼の『文化防衛論』は
2回くらいスキャンしたくらいでは
その複雑な推論の概要と構造を
つかむのは厳しいものがある。
日本の右翼は2.26事件で
潰されたとみるのが無難で、
その後、右翼右派も胡散霧消している
ともいえようか。
左翼左派は完全に骨抜き状態で
もはやこの日本では力足りえていない。
保守との対立点がないので、
保守自体も明確さを喪失したといえる。
一応、統一は反共団体なので、
韓国キリスト教による変形右派といえるところ、
これは、日本人の財産収奪活動が明確で、
右からの特殊詐欺といえる。
だが、特殊詐欺は特殊強盗へと進化しており、
直接強盗化傾向にある。
逆に言うと、何かが追い込まれつつある、と。
さて、いまさらどうして
三島の『文化防衛論』なのか。
それは、まともに拝見したことがないため、
視ずして語るのはできない、というのが一つ。
宇露戦争の無理筋の戦いは、
ロシアの文化的自己主張の無理通しとみれば、
じゃー、日本が無理筋を通すとすれば、
それは、皇室の政治利用が一つとして
ありはしないか、ということ。
それにしても、三島は、
何に対して、どこに対して、
文化防衛しようとするのかといえば、
米国と反米との二方面に対してであろう、と。
それが有効なのかは不明だが、
政治の表と裏に常に随伴している
天皇制という問題は、政治要素から
離れて語るものではなかろう。
以下、amazonレビュー。
上位レビュー、対象国: 日本
悟空
5つ星のうち4.0 この移ろいやすき抜け目なき民衆
2020年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 三島後50年が経った。「このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を深くする。日本はなくなってその代わりに無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目ない、ある経済大国が、極東の一角に残っているであろう。」本書P.373にある言葉である。
 「要するに、日本人には不動点が必要だ。」その思いは恐らく共産主義者にも、独占資本主義者にも、天皇制論者にも、共通にあり得ることではないかと思った。では「その不動点を何にするか」。それを三島は天皇制と言う。日本人の文化や思考回路、長きに及んでそれに寄り添い、背景であり続けた天皇制を三島は言うのである。
 この本は当時の熱気、匂い、言葉遣いやイントネーションを知る「上級者」でもなければなかなか手ごわいかもしれない。第二部対談、三部学生とのティーチインから読み始めたほうが分かりやすいかもしれません。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
違反を報告する
猫より下
5つ星のうち5.0 天才三島由紀夫の指導書
2020年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすが天才三島由紀夫の鋭い論理展開。大変ためになりますが、凡人には難しい。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
違反を報告する
Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 文化防衛論
2020年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良い状態だった
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
違反を報告する

5つ星のうち5.0 在日とは、難民であり政治的利用を許してはならない。
2016年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一点だけ、三島が鋭く指摘している在日朝鮮人問題の本質を取り上げたい。
三島は云う。
「左翼がいう、日本における朝鮮人問題、少数民族問題は欺瞞である。彼らは、原爆患者の例を見るとよくわかるように気の毒な人たちに襲いかかり、政治運動を展開してたちまち自分たちの権力闘争の場面に連れていってしまう。」
また、「戦後の日本にとっては、真の民族問題はありえず在日朝鮮人問題は、国際問題であり、難民の問題であっても日本国内の問題ではありえない。これを内部の問題であるかの如く扱う扱いには、明らかに政治的意図があって、先進工業国における革命的主体としての異民族の利用価値を認めたものに他ならない。手段としての民族主義をヒューマニズムの仮面の下に正当化したのである。」と。
要するに、左翼は難民を政治的利用しているのであり、彼らの常套手段である。
最近、都知事選の結果、2016年8月10日の天皇陛下のお言葉(英文付き)等戦後の終わりを象徴すると思われる出来事が続いた。
戦後70年を経過し、一つの時代が終わった。国民が漠然と膚で感じていたことが明示された。
年老いた左翼は、安保闘争を引きずり安保法案を「戦争法案」と叫びデモで国会を取り囲んだが、それは、世論の共感からはほど遠いものであった。10代から20代前半で組織された「シールズ」を売り出したが、これも8月15日に解散することになった。世論調査によると、この年代で左翼を支持する者は少数派であった。戦後レジームが転換しつつある。
綺麗事の結果としての難民で悩んでいる欧州では、最近、難民を移民と言い換えているそうである。
偽善で始まり、自己欺瞞で終わる恰好の見本のようなものである。
左翼は、影で愚民という言葉を好むそうであるが、屈折した心理が良く解かる。「都知事選」で反原発、反安倍で戦う候補がいたのには驚いた。結果は、惨敗であった。当然であろう。都政とは、何の関わりもないのだから。このように、左翼のピントのズレは甚だしい。
戦後レジームは、戦勝国・敗戦国を含めて終わりつつある。これまでとは全く違った光景が姿を現わすことになるだろう。
もっと少なく読む
79人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
違反を報告する
浦辺 登
5つ星のうち5.0 歴史、文化、伝統を守ることは日本の自立につながる。
2013年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨今、経済の分野においてグローバル化が叫ばれる。
しかし、すでに日本においては経済のみならず、文化においても十二分すぎるほどアメリカの影響にある。
文化のみならず、歴史も伝統もである。
さらに付け加えるならば、軍事も。
なにもかも、すべてがアメリカに隷属している。
自前のエネルギーであった石炭は、コスト高という理由から石油に代わった。
産炭地振興法という名の法律の下、補助金行政が始まり、産炭地は衰退した。
代わって、日本のモータりーぜーションが到来し、湯水のごとく石油が中東から送り込まれた。
そして、オイルショック。
その石油に代わって、核被爆国の日本が原子力の開発を始めて半世紀。
メイドインアメリカの原発が崩壊した。
グローバルスタンダードという名のアメリカ型の経営手法によって、日本はアメリカの属国に以下に置かれている。
日本の伝統文化を唯一守っているのは、いまや皇室だけ。
皇室を守ることは日本を守ることことであり、日本の文化を守ることは皇室を守ること。
日本が、日本人が、これから世界に向けて、日本人らしさという文化(個性)を発揮するには、皇室を守るしかない。
その事々を、理論的に解説したのが本書になる。
日本において、日本らしさの形式と格式の箔付ができるのは皇室のみ。
日本とは、と行き詰まりを感じたときにページをめくると納得できる。
もっと少なく読む
43人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
違反を報告する
国報忠尽
5つ星のうち4.0 難しいですが最低2回は読んでみてください
2020年7月24日に日本でレビュー済み
映画「三島由紀夫VS東大全共闘」を見たのがきっかけで、この本を買って読みました。
読みにくい本ですが、皆さんも最低2回は読むことをおすすめします。
私は2回目でだいぶ内容が理解できるようになりました。もちろん全部ではありませんですが。
この本は、今となっては三島の唱えた理論も大事かもしれませんが、どちらかというと、彼の生き様を理解するために必要な本になるのではないでしょうか。
(以下ネタバレ注意)
「天皇の鏡」(p327)は八咫鏡のように、日本の文化(主として表現の自由)の多様性を担保する文化概念、文化的象徴として天皇はあるべきだ。というのが三島の主張でこれが文化防衛論の趣旨だと解釈しました。従って表現の自由においても「行政権に連結しない限り」社会主義や共産主義は(表現段階のみとしては)認めるのであろう(本文には書いてないが)。ただそれも、天皇代々の過去の’雅’の歴史の裏打ちがあってのことである。
三島は多様性において少数者の存在を重視するが、当時三島は三輪明宏に何を見たのかを今となっては聴いてみたいところだ。(被差別民やアイヌは言論の自由の論点から外れるので避けたのだろうか。意地悪かもしれないが)
しかし、こうした彼の使う鏡の論理は、無意識に三島自身にも適用していたのではないか。例えば、本書の民青を嫌悪する段で「国家権力をきたならしいというと、国家権力に匹敵したきたならしさがあるんだ。」(p172)と述べている点がそれであろう。こういうのも三島の自裁の謎を解く鍵ではないか。(それから私は民青の関係者で無いので悪しからず・・・)
また、現在の情勢ならば、この本で三島が取り上げている「毛沢東」についての記述に注目したいと思う。
特にP257の「僕は共産中国で一番文学になっていると思うのは、毛沢東の言っていることだと思うのですが、・・・」以下がそうであろう。中国では毛沢東以外は文学ができない(書けない)という彼の論であるが、ここはさすが一流の文学者らしく非常に優れた見解であると思いました。
もっと少なく読む
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
違反を報告する
mountainside
5つ星のうち5.0 三島思想の精髄!
2020年3月20日に日本でレビュー済み
三島由紀夫晩年の保守思想の精髄を述べる。映画「三島由紀夫VS東大全共闘」が公開された。とても面白く、三島由紀夫の保守思想を知ることが出来る。
①本初は三島の反共思想論から始まる。共産主義は、下部構造の変容(資本主義的清算様式の廃棄)による上部構造(日本の伝統文化)の変革を説くものである。つまり、社会主義イデオロギーの注入である。三島の反共思想思想は上部構造の変革による「天皇」に象徴される」「日本の伝統文化」の廃棄の阻止である。
②三島は自分が日本人であり、日本の伝統文化を継承している事実は否定出来ないと考える。そして、日本の伝統分化は能に象徴されるように、武士の強靭な精神、貴族的で雅びな精神である。三島にとって、共産主義イデオロギーは弱者のルサンチマン(怨恨感情)的精神である。
③現状変革を望むのは三島(右翼)も左翼も同じであり、両者は目指す理想社会が異なるのだ。社会的弱者が権力を握ることは、精神的変革には繋がらず、物質的退廃を招くだけであると三島は言う。
④東欧・ソ連の解体により、三島の予言は的中し、中国の国家統制的市場経済の導入は、物質主義による人間精神の支配を生み出した。物質が人間を支配する管理社会の到来である。
⑤今こそ、三島の文化防衛論に学ぶべき時である。保守主義者になることではなく、日本人の高貴な精神分化に学ぶのである。それは、天皇崇拝を求めることではない。退廃した物質文明ではなく、高貴な精神文化に日本人の未来があることを三島が教えてくれる。
お勧めの一冊だ。
もっと少なく読む
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
違反を報告する
黒猫
5つ星のうち4.0 三島由紀夫が自刃した理由
2014年12月19日に日本でレビュー済み
自衛隊市ヶ谷駐屯地に乱入し割腹自殺を遂げる1年半前の本です。
天皇は、伝統的な日本文化の象徴であるべきで、「武」を象徴する
軍服姿の天皇を否定しています。ごくごく真当な天皇論だと思います。
学生たちとのティーチイン(懐かしい死語ですね。今風の言い方では
トークバトルです)が収録されています。
ここでは三島由紀夫の知識人・論客ぶりが発揮されています。
左翼マスコミ・論壇にかぶれた学生たちの重箱の隅を突っつき
揚げ足を取ろうとする質問・主張に対し、歴史・政治・思想・社会に
関する抱負な知識と、明快な論理展開で、論破します。
学生たちの浅薄さと三島由紀夫の主張の強靭さが目立つトークバトルです。痛快です。
三島由紀夫は戦後の昭和を代表する文学者で、何度もノーベル文学賞候補になっています。
ボディビル、剣道で鍛えた肉体美は写真集・映画でもてはやされました。
「平凡パンチ」「プレイボーイ」への露出も多く、若者に人気で、
今の村上春樹人気をはるかに超えていました。
三島由紀夫の自刃は、社会的な反響・影響が大きく、その後、
何年も尾を引きました。原因については諸説がありますが、
当時の識者のコメントで笑ったのが青島幸男の「なんで、みんな
大騒ぎしているの。オカマがヒステリーを起こしただけなのに」でした。
「文化防衛論」「太陽と鉄」には自刃志向の文章が多くあります。
私は、三島由紀夫自刃の原因は、三島の自己規定と老いにあると考えます。
昭和元年に生まれ、20歳で終戦を迎えた徴兵検査不合格の
肉体的弱者の文学青年です。同じ年頃の多くの青年が、戦死した
事実をみて内心忸怩たる思いが強かったのでしょう。
「遅れてきた青年」「生来の少国民」だった三島は、名声・財力を得て
から過去を取り返すべく肉体改造に懸命でした。戦後日本の経済的
繁栄下での、ふやけた空っぽな日本に居心地の悪さ、違和感を抱いていたのでしょう。
自刃のトリガーになったのは「老い」の自覚でしょう。45歳は勁く美しい肉体
のままで果てるにはギリギリの年齢だと考えたのでしょう。
おそらく筋力、持続力、瞬発性、回復力、皮膚、老眼など肉体的な衰えの自覚が増したと思います。
若く美しい肉体のままで割腹して果てるのが願望だったのでしょう。
三島由紀夫の小説は、高校時代に「仮面の告白」「金閣寺」を読みましたが、
なんとも気色悪い嫌な感じでした。バスケに夢中のスポーツ小僧にとって
嫌悪以外の何者でもありませんでした。
年をとって分かりましたが、あれはホモの告白小説です。
青少年が読むのは、どうかと感じます。
もっと少なく読む
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています

ダ=ヴィーン∀!!
★足腰に問題のある方新メルマガいますぐご登録!!★

コメント

タイトルとURLをコピーしました