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【キラーコイルの秘密】
【ジュネーブ時代の保江邦夫は
シュタイナーのファンだったらしいが】

シュタイナーのファンだったにしては
そういう痕跡かけらが全く見受けられない。
そもそも、シュタイナーの何にどこに
着眼したのかの問題意識が開陳されていない。
せいぜい、ゲーテアヌムを訪ねたとか
そんなことしか彼は言っていない。
現実的には
シュタイナーは
モルトケ将軍の指南役であり、
ナチスからは政治敵視されていた。
ちなみに、
こちらは、
シュタイナーへの着眼については
①金属論、②秘儀論、③線描芸術論
この３つに絞っている。
それ以外は
あまり頓着していない。
既存知識の範囲に
収まらない点が
面白いとみているに
すぎないけど。
まぁ、意表を突く発想とは
どんなものなのかのサンプルが
シュタイナーの思考回路ともいえる。
ところどころに
ドグマの塊と屁理屈が
散在しており、そのまま
受け取ることはありえない。