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【【重要ヒント237】 再掲載【野口整体の魅力】】
だいたい一人を探索するのではなく、
野口と松本、
野口は桑原、
という具合に、
弟子と師匠の関係から入ることが
こちらには多い。
こういう連中は何を目指していたのかを
探索していく場合、
一人で完結することはないので、
影響を与えた人と受けた人との関係から、
特定人物の秘密をこじ開けていく。
そういう比較手法が
こちらの真骨頂なので、
まず、おひとり様べったりになることを嫌い、
極力、特定人物の思想を相対化していこうとする。
こちらが一番嫌うのは、
特定鼻祖の信徒的振る舞いをする人たち。
もっとも、
信徒がいないと鼻祖も存在しない。
以下、過去記事の再掲載になります。
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https://plaza.rakuten.co.jp/juksmile/diary/200707260002/
【野口整体の魅力】
野口整体の魅力とは、
その師匠である松本道別氏の魅力でもある。
一応、師の松本道別氏は、
古事記を彼の神道観のモデルにしている。
大本教の出口王仁三郎氏にも異を立てるし、
古神道行法を復活させた本田親徳氏にも、
異を立てた。
とはいえ、
自然健康保持、天心思想、老荘思想、道教系、・・・
そういうものが松本道別氏につきまとう。
ずばりいうと、彼は、行者であった。
そして、霊術家となり、さらに、神道家となり、
心、観、想、念の現象の探求者となった。
どちらかというと、
心霊科学研究に近い探求の方法を採用している。
そして、その弟子である野口晴哉氏には、
仏教色、キリスト教色は、ほとんどないというか、薄い。
仏教色にしても、禅宗系のそれである。
いずれにしろ、野口整体の功績は、
体運動の構造分析を通じて、
心の偏りと体癖との関連性を
追求していったことである。
一応、体癖論として
基本１０分類＋過敏・遅鈍の２種類の計１２種類の
体癖の類型化が彼の最大の功績であろう。
つまり、
体の運動という現象から入るのが
もっともわかりやすいワケだ。
心の偏りを、体の癖と関連づけて見るという視点は、
やはり、ユニークであった。
これをかなり忠実に継承しているのは、
片山洋次郎氏であるが、
彼は、
エネルギーの発散という観点から、
体の共鳴を追求していく。
その範囲は、文化論にまで及ぶ。
オウムの修行の分析などは見事であった。
あれでどうして１週間で
クンダリーニの覚醒ができるのか、
不思議だったのだ。
とすると、
成瀬雅春氏の
クンダリーニの覚醒の修行プログラムは、
負けているワ、ね。
１週間どころではないので。
—————————–
それで、
鼻祖の祖述反復をするか、
それとも、
鼻祖とは別に、
独自の道を見つけるのかは、
やはり、各自の資質によることになる。
こちらは、
同じようなことをしても仕方ないとして、
やはり、独自の道にすすむことを選択する。
ダ=ヴィーン∀!!
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