【若い人の感覚・週間東洋経済】
若いときは、
独自の発想をまだ構築しがたいため、
誰かに依拠することになります。
その場合、
誰に依拠するかにより、
その依拠の仕方の筋が決まります。
狭く専門に凝り固まるか、
広く俯瞰的に見ようとするのか、
特定の党派的立場を擁護するのか、
と、
いろんな選択があるところ、
まぁ、無難なのが、
自分が好きだと思う人の思考回路の癖を
掴み、そして、それに物足りなくなるまで、
一通り、特定の人につきあうことでしょう、ね。
もっとも、器用でスマートな人は、
複数の依拠するものをみつけていきます。
法律であれば、
行為無価値と結果無価値の違いを比較しつつ、
どちらに軍配をあげるかを楽しむ、とか。
とはいえ、超わかいときは、
実際に、どっちかの立場に組する他ないでしょう。
民法などは、
ある程度慣れてくると、
自分なりの論を構成していくことが可能です。
攻撃と防御という格闘系が好きな人は、
法律の思考回路で、論理を鍛えることが可能になります。
しかし、最近の弁護活動は、
背景を調査したり、その業界の仕組みを調べたりと、
法律構成の周縁にも相手の弱点がないかと、
視野を拡大する人もいます。
つまり、理詰めのストックを拡大、拡張して、
最期には、情の部分で妥協点を見出していくのです、ね。
論理一点張りでいくと、
相手に逆恨みされて、
逆に、弁護活動が復讐のターゲットにされたり、と
弁護士も受難時代を迎えています。
まぁ、最近のビジネスマンも、
週間東洋経済を読んだりと、
時事ネタの処理の仕方の仕込みが必要になります。
特殊部落の論理のような船井系のビジネス書は、
意外と飽きられやすいようで、
ああいう、おめでたいばかりの書が受け入れられるのは、
やはり、荒波をくぐった後の世代ではないでしょうか。
もっとも、最近は、オカルトがビジネスになりますから、
オカルト好きな人は、
船井流の仕込みの仕方を研究されることは
必要なことでしょう、ね。
しかし、底が浅いので、かんたんに打ち捨てることが
可能になります。
まぁ、
いろいろと両極的なものを確率的に振幅されて、
世の中には、いろんな流派があるなかで、
自分なりのスタイルをどう編み出すか、
です、ね。
一極へ固執するよりは、
両極へ確率振幅するほうが、
楽でしょう、ね。
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