【祖と裔との関係】
折口信夫だったか、
柳田國男だったか、
失念したけど、
先祖の話とは、つまるところ、
祖と末裔との関係に帰結すると、
論を構成しています。
で、結局、何が問題なのかというと、
祖=死神に対して、末裔=生くる者は、
いかなる関係を構築するか、ということ。
まぁ、たいていの霊能、霊感師は、
先祖を立てます。
それは、死者による生者への縛り、牽制、支配を
貫徹させるのが目的のようです、ね。
神道系の方たちも、
皇祖皇宗を立てることが多い。
そして、神代即今、今即神代、と
過去との繋がりを重視します。
柳田、折口ともに、
霊魂、あるいは、霊魂信仰に
関心がありました。
戦死した連中の御魂を無縁仏として
祭るのは、忍びない、と。
靖国問題とは、ある意味で、
死者の存在の支配権を巡る問題のようで、
その死角は、
死者の声が聴こえると僭称することにあるとされる。
そこに主導権争いの論点が存在する、と。
さて、とある方の守護霊を占い遊びすると、
どうも、その守護霊とは死神ではないかと、
一応、仮説しています。
神、
仏、
守護霊、
精霊、
と、そのとある人は活用されているらしいところ、
守護霊=死神とすると、
仏=大黒天、毘沙門天、弁財天、
精霊=霊狐、
と予想され、
さらに、
神=スサノヲあるいは出雲系、
と予想されます。
何かの発言があった場合、
こちらが取り上げるのは、
すぐに、カルトだ霊感だと糾弾するよりも、
ふむふむ、一体、その奉ずるとされる内容は何と、
一歩踏み込んで、予想を立ててみます。
公表されている限りでは、
折口信夫は自殺未遂を三回したところ、
死神に追い立てられたけれども、
助けられたのも死神だった、と。
へぇー、ですが、この折口の死神が、
彼の守護神、守神だったと推定されます。
世の中には、こういうことがあるのだということです、ね。
コメント