【現象列挙の民俗探索記述?】

【現象列挙の民俗探索記述?】


民俗フィールドワークをした場合、
単に、
集めた現象の列挙開陳と、
古典からの引用で終わるのは、
論者が、現象に振りまわれされている結果
なのだろうと、解します。
それは、調べたいことの当初の目的が何であったのか、
おそらく、明確ではなかったのでしょう、ね。
力作、労作というものに、
そういう現象列挙記述が多い。
まぁ、こういうのは、
特殊の束を掻き集めたというだけで、
時間が経過すると、
打ち捨てられていきます。
つまり、時代に残らない作業だったということになります。
それは、時代を超える普遍の束との関連への
想像、推理が不足したのでしょう。
こうだった、ああだった、というだけでは、
はい、それで終わりになります。
郷土史家とか、
民俗好事家とか、
たんに、
好き者として終わりです。
まぁ、大物とか、物部とか、
「もの」がついているものは、
精霊を扱うというレベルで終わっています。
つまり、低い神を相手にしているということです、ね。
物の怪、もののけ、というのも、精霊レベルのものです。
しかし、いたずらをするのは、
こうした精霊レベルが多いらしく、
これに憑依される人も多いらしい・・・・。
運、不運というものも、
精霊レベルのものが絡むということはあるでしょう。
まぁ、運、不運といっている限りで、
その問題とするレベルは、
高くはないのでしょう、ね。

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