【民間伝承、説話、祈祷、祭祀儀礼】

【民間伝承、説話、祈祷、祭祀儀礼】


古代祭祀儀礼装置の見直し。
これは、文化人類学の
山口昌男との遭遇より
始まったようです。
もっとも、山口昌男の見納めは
『文化と両義性』で完了し、
二度と、この先生のものを
参照することはないでしょう。
山口先生は
周縁文化装置へ拡散していったと
こちらは解しています。
敗北の美学、挫折の美学に同調しても仕方がないので。
それゆえ、検討したのは、初期デビュー作が主でした。
この山口先生を手引きとして、
彼が異様さを感じたとする
折口信夫先生の検討がこの夏前くらいから
開始されたようです。
それとの比較で、柳田國男全集を揃えることになった。
で、そうしたことと平行的に、
蛙の鳴き声と蝉の喧噪の制御実験に入ることに。
それで、ぐるぐる自動回転式の実験へ。
まぁ、ここまでは、
物理的なエネルギー制御の実験でした。
しかし、古代祭祀装置のなかに、
各宗派の加持祈祷があり、
これをどう抽出するか、ということで、
両部神道系の呪術と遭遇し、
価値調整という問題に直面することになりました。
祈祷という面からみれば、
密教系と修験道系が密接に結びつき、
法華経を中心とする日蓮宗系がまた別途の
加持祈祷の大系を構築しているようで、
再度、全書、大全などのガイド本の検討に
入ることに・・・・。
また、蛙と蝉を手引きとして、
動物系の憑物筋、取憑筋の問題を
検討することに、・・・・。
さらに、商売系筋においては、
仏教説話、眷属使い、神使い、
そういう問題があるということの確認を
したことになります。
とくに、ありがとう教諸派の背後には、
低いスピリット、低い精霊を味方につけるという
深刻な問題があることが了解されました。
おそらく、連中は、悪霊、邪霊とどう対面するか、
そういう問題があったと推理仮説しています。
また、味方につけるという問題と、
怨敵調伏、これを意識している宗派があり、
調伏、折伏の祭祀装置を連中は揃えているということ。
以上、想念送り、という問題を
民間伝承という文脈に中に、解体し、
祭祀儀礼装置として再構築するのに、
両部神道系の発想は面白いと解しました。
神仏習合は当たり前という立場が両部神道なので。
両面対応するという柔軟性が、こちらのセンスに
かなり適合すると解しています。
8月が終わると、
あと、9,10,11,12と四ヶ月を
今年は残すのみです。
今年は、コイル開発の背景の開拓、
そういうことが、大きなテーマのようでした。
密教系、
修験道系、
陰陽道系、
日蓮宗系、
神道系、
などの加持祈祷法の再検討、
これにて、今年後半の四ヶ月は、
経過していくことでしょう。。。。
浄土宗系、禅宗系、教派神道系は、
検討の予定はなしになります。
さしたるものがあるとはみていないので。

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