【日本霊異記と梁塵秘抄口伝集巻14】
一つは仏教説話的な怪異物語、
もう一つの歌謡を通じての秘伝口伝集、
後者は、ネットで公開されています。
怪異物語は、
今昔物語のほうが有名であるところ、
これは、水木しげる先生の好むところです、ね。
で、あまり読まれないのが、
日本霊異記のほうです。
平安初期に成立した仏教的因果応報物語がそれです。
説教くさいというより、現世後利益の理屈をどのように
当時の人たちが工夫したのか。
そういう理屈というのは、ご商売に通ずるものがあると、
直感しています。
こういうネタを宇宙の法則として、
売り出す人もおられるでしょう。
聖書を商売教の原理的なものに作り上げる伝統が
アメリカにあるように、
日本的な商売の上手な方は、さかんに、仏教説話を
宇宙の法則として一般化する癖があるようです。
やっと、へんてこりんな回路を経由して、
仏教説話集との遭遇になりそうです。
日本霊異記、
今昔物語、
三宝絵詞、
これが、日本の三大仏教説話です。
まぁ、商売教のネタですね。
梁塵秘抄口伝集のほうは、
後白川上皇の歌謡をめぐる
秘伝、口伝のお話のようです。
こちらは、まだ、一部しか検討していない。
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