【土橋寛・万葉開眼】
万葉の信仰生活に関するものは、
みな、凡庸である、と。
また、マジックに関するものも、つまらない、と。
いまさら、万葉なーんて、何、・・・
というのが、普通のところ、
詞に対する感覚の鋭い人は、
祝と呪の体系として受け止める、
その典型が白川静先生であるが、
実は、白川静先生の万葉論は未読である。
彼は、柿本人麻呂に注目しているところ、
やはり、彼の歌謡は、祭祀に関するものが多い。
さて、古代歌謡の研究家とされる白川静先生の盟友とされる
土橋寛先生というのは、どんな人なのか、実は、知らない。
また、万葉の何を問題にしようとしたのか、
これも、不明である。
いまのところ、まるで、先入観念なし、である。
しかし、様子探りとして、
彼の万葉開眼上に目をつけた。
くだらないと思えば、万葉開眼下は、無視する。
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