【シュタイナー『創世記の秘密』】

『黙示録の秘密』と『創世記の秘密』。
ともに、シュタイナーのトンデモ系解釈のところ、
『創世記の秘密』は、未見です。
創造の6日間の解釈が主のようですが、
ヤハウェを月の古代存在に類比させる発想があるようです。
戦争と嫉妬の神様ですから、
たぶんに、火星存在の影響が濃厚だと
こちらは解しています。
文字面だけをつつくような解釈は、
単なる祖述的解釈のところ、
背景リーディングと絡めると、
トンデモ系解釈が一丁出来上がりになります。
こちらが旧約に着目するのは、
出エジプト記に登場する宝石類ですが、
創世記については、
ヘーゲル小論理学の注釈との関連で、
精神と存在の分離対立について、
ふれた程度で終わっています。
ヨハネ黙示録にしても、
こちらが注目するのは、
そこに登場する宝石類ですが、
それ以外のものについて、
考えたことはこれまでないです、ね。
また、古事記解釈にしても、
そこに登場するいろんな呪具類には注目しますが、
文面解釈をするということはあまりしないです、ね。
そして、不思議なことに、
折口信夫は、あまり古事記については語らない。
というのは、かんたんにわかってしまうので、
わざと語らないのだ、とか。・・・・
こちらは古事記最大の謎は、二神の御柱巡り、だと
解しています。
こちらは、独特のエネルギー論的な仮説を立てています。
ところで、
旧約と新約の最大の謎は、
最初の創世記と、
最後の黙示録との二つでしょう、ね。
シュタイナーの『黙示録の秘密』は、
立ち読みした限りでも、面白いと感じました。
彼は、よく、黒魔術の正体を理解しています。
さすが、という感じです。
『創世記の秘密』のほうは、
かなりのトンデモ解釈のようなので、
吟味者に独自の仮説がない場合は、
影響されるでしょう。・・・・
ダ=ヴィーン!!
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