【『直毘霊』を読む―二十一世紀に贈る本居宣長の神道論】
中村 幸弘と西岡 和彦の両名による
問答が、『「直毘霊」を読む』で、
これは、ネットでも公開されています。
第八の(上)巻までが公開です。
中村幸弘は、ベネッセの古語辞典の編纂者、
西岡和彦は、出雲大社の研究者、
である。
出雲系というのは、少し、こちらは肩入れしない。
だが、ネット上で公開されている上記問答録を
拝読すると、それは、それは、かなり興味深い。
兎が西岡、海が中村の分担で、
彼らが何を気にしているのか、
そういう様子がよく出ている問答録になっています。
右巻きの神学よりやや左向き、といったところでしょうか。
古事記伝に収録されている『直毘霊』と、
晩年の熟成した宣長の問答録である『鈴屋問答録』を
あわせて拝読すると、宣長の主張がつかめるでしょう。
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