『幸(さい)の神と竜/古代がわかる鍵』

『幸(さい)の神と竜/古代がわかる鍵』


万葉集の歌の中に、女上位の歌があるのはなぜか。
そんな問題意識から、
幸姫命のルーツを探索した労作が、
サイの神と竜、
幸の神と竜、
である。
中身については、最近、
Googleブックで、かなりの部分を閲覧できるので
便利である。
さて、
折口信夫が、事代主命の系譜、あるいは、
スサノヲ系につながる要素がかなりあるのではないか、
ということで、出雲系にいかにご挨拶するか、
つまり、どのように取り扱うと、この系譜の怒り、恨みが
鎮まるか、である。
ちなみに、折口は、河童神像をことのほか、愛好していた。
彼のいう異境、異郷とは、他界である。
里子に出された経験があるので、
ハハを思う気持ちがことの他強く、
そこにおいて、スサノヲの心情に何か魅かれるところがある。
ということで、
折口を検討するということは、
出雲へのご挨拶だと、
こちらは受け止めました。
その出雲系のルーツを、
上記の著者が「幸姫命」としているのは、
おそらく、万葉集の注釈作業から出ているのであろう。
ちなみに、
接神行事で検索していて、
「サイの神と竜」という書に遭遇した。
直感するに、裏筋系でしょうね・・・・。
http://bit.ly/aOHsMT

コメント

タイトルとURLをコピーしました